墓参りのため 地元のスーパーに立ち寄り 花を買った。その際 脇を見て気になった。

輸入サカキ 右の大きいのが国産

エー サカキ までも  輸入?

神社で祭られるのはもちろんのこと、家庭の神棚にも供えられる植物を「サカキ」と呼びます。実は 地方によって「サカキ」の指す植物が違っているのです。地方によって「サカキ」が「ヒサカキ」であったり、ツバキであったり楠であったり、さらには杉である地域もある。

昔 現在のような流通機構もありませんので 本榊(ホンサカキ)が生育していない地域では、本榊(ホンサカキ)の代用品でまかなっていた。

このような事情があるため、本来のサカキを指すためにサカキの上に「本」とか「真」を付けて区別することになったようです。

起源は日本神話で神様のいる場所に「榊」を立てたという古事が元となっている。

語源については諸説あり、「神と人間の境界にある木→境の木」、「常に葉が緑で栄える→栄える木」、あるいは神聖な木を意味する「賢木」が転じたとする説がある。

名前と特徴

サカキはツバキ科サカキ属の常緑小高木 樹高3~4mほど、ときには10mにもなる。サカキ(本榊)は東海より南の比較的温暖な地域で生育する。葉の表面はのっぺりとしていて緑が濃く、縁が滑らかな曲線になっています。

ヒサカキはツバキ科ヒサカキ属の常緑小高木。樹高4~7mくらいになります。葉はサカキより一回り小さく、関東・四国・九州・沖縄だけでなく東北の一部の地域でも育ちます。

そのため 関東より北の地域では「ヒサカキ」 が使用されます。なお ヒサカキのことを「シャシャキ」「シャカキ」「下草」「ビシャコ」「サカシバ」などの呼び名が色々があります。

マサカキとヒサカキ

現在 本榊が全国に流通するようになり、人々は「榊(サカキ)」を自由に選ぶことができる時代になりました。ある地域で「サカキ」と思われているものが、他の地域では「サカキ」ではなかったりすることが起きることになりました。おじさん日本各所で起工式などに関わったので、上記までは知っていましたが・・・今回は輸入 見て驚きました。

サカキとヒサカキの違いは 葉のまわりがギザギザしているのがヒサカキ、滑らかなのがサカキです。

ヒサカキのように葉の縁がギザギザになっていることを鋸歯縁(きょしえん)、榊(サカキ)の葉のように滑らかになっていることを全縁(ぜんえん)といいます。

榊の形

1.玉ぐし

紙垂

玉串(たまぐし・たまくし)とは、神道の神事において参拝者や神職が神前に捧げる紙垂(しで)や木綿(ゆう)をつけた榊の枝です。地鎮祭など神社に依頼すれば 神社にて用意していただけます。供える際の作法は事前に 神主が教ええくれますので心配はありません。

なお 紙垂(しで)とは雷(いかずち)型に切った紙です。

2.荒神松

荒神松(こうじんまつ)は、三宝松とも言われ、古くから神棚に飾られます。 榊と松を組み合わせのセットになっています。 スーパーなどで購入出来ます。

投稿者

おじさん

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