キャンプで焚火をする風景をよく見る。拘り過ぎ、やり過ぎと思うのは おじさんだけかなと思いつつ書く。

■焚火

焚火はキャンプするときの必須行事であった。「あった」と書いたが キャンプで 今もそこまで必要かというものである。焚火台は直火では下草を焦がすため必要である。環境配慮は当然のことである。おじさんも理解できる。

さらに判らないのが 「着火にそこまで拘るか」「スタートにそこまでいるの」と言うことである。

マグネシュウム合金棒とナイフ そして繊維状のものである。マグネシュウム合金棒とナイフで火打ちする必要あるのか?ということである。古の「キリで摩擦火おこし」ではあるまいにと思う。そして焚き付け用にささくれに削った棒 そこまで手間かけて 意味あるのか?

おじさんの火付けはライター,ポケットティシュ,新聞紙,割り箸等が主となる。新聞紙は その他の紙があれば利用する。ティシュ1枚に火を付け、新聞紙を緩く丸めた横に落とす。確実にするなら 割り箸あるいは小枝を斜めに立てかける。それだけで種火は出来る。

手間を掛けて楽しんでいるだけとしか思えない。趣味と言うなら「キリで摩擦火おこし」まで行くべきと思う。

焚火はサバイバルの根幹であるので、如何に早く 安全確実に火おこしすることが大事である と思うので言う。

■薪(マキ)

火を長く持たせるには広葉樹、早く付け火力を得たいなら針葉樹である。現在 薪としてどちらも入手できるので 状況&好みで使用すればよい。斧があればそれなりに割れるので使い勝手により工夫すれば良い。

サバイバル時に役に立つ知識は 生木で燃えるものがあることである。多くは照葉樹の枝葉である。油分が多いため生木の状態で枝葉が燃える。備長炭の原料となるウバメガシ,代表的なツバキあるいは針葉樹では山伏の護摩行などで燃やされるヒノキなどである。

これを書きながら「まつぼっくり」が浮かんだが、取れる箇所は多くない。一定の樹齢を経た松でないと落としてくれない。それゆえ古い神社などで拾える。比較的どこでも入手出来る物ではない。

以上のようなことは 自然との対話あるいは行事への参加にて得られることは多い。

■後始末

焚火で難儀なのが後始末である。撤収前に残り火がないといいが・・・ガスレンジの点火消火のごときにはいかない。消火して 熱を冷まさないと持って帰れない。焚火が良いとのコメントと映像は出るが・・・後始末どうしているの?キャンプ場の灰置きにそのまま? 無かったらどうするの?

焚火を推奨あるいは発信するなら 後始末まで言及すべきである。

おじさん この処理が煩わしくて キャンプではガソリンかガスの使用のみ。焚火はしない。

まあ 普段がコーヒーとインスタントラーメンもしくは味噌汁のお湯だけなので 薪は使わない。

テントは張らず タープのみで済ませ、ホテルなどあれば適当に泊まる。車で行ってれば 車中泊となる。正直言えば 現地でのテント類の乾燥,帰宅後のメンテナンスが面倒だからである。

調理と片づけも面倒くさいので コンビニ弁当,インスタント食品に頼る。適当に食べられるなら 寄り道して そこで食べてしまう。後片づけが面倒な無精者であるためかとも思う。

おじさん住んでるのが田舎なので 安全な場所なら焚火は許される。特に農家は農作業の一貫として許可される。先日も子供の机をばらして 畑の草刈り後の枯れた草などと一緒に燃やした。机を「可燃ごみ」として出すには金属部品を すべて外さないといけない。枯れ草だけだと燃えにくいので 補助してやることとなり 安定的に燃やせた。後で金属部品は拾って「不燃ごみ」として出した。

ここで「ダイオキシン」など言う輩がいるかも知れないので・・・・ダイオキシンの発生しやすい燃焼条件は温度と遊離塩素の存在にある。遊離塩素は「塩」から発生するので、もともと燃焼物になければなんてことはない。「人々に配慮し 正しく知り 正しく行う」これを守って行動しているので 問題ないと考えている。

■焚火へのコメント

最近 実際の焚火はしたことのない方が多いと思う。おじさんの世代の多くは小学5年の頃まで 風呂は薪で沸かしていた。焚き付けに新聞紙をスタートに 枯れた松葉あるいは杉の枝など上から乗せ、薪を入れていく。薪が太ければ斧で割って入れる。割り方も子供が出来るように、斧とハンマーが焚口の脇に置いてあった。寝かした木の筋に斧を当て、ハンマーを振り下ろし 置いた状態で割ったりしていた。焚火は生活の 基本中の基本であった。

風呂が終われば ばあ様が火種を炭壺に入れ、残り火を片づけていた。

正直 おじさんの奥さんでも子供の頃 風呂焚きは じいさんの仕事であったので 風呂焚きはしたことはないそうです。おじさんの子供は電気温水器で 蛇口ひねるだけですので・・・とてもとても

焚火へのコメント 炎を見ていると・・・色々言うのが 若い方に多い。おじさん達も子供の頃 毎日 風呂釜の下で燃えるのを 見ていたので幾分かは理解はするが・・・そこまでとも思えない。

畑での焚火も見るが・・・・ 正直おじさんには解らない感性です。

投稿者

おじさん

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