最近は母が高齢となり一人で出かけることが少なくなった。

一昨年までは適当に バイクにテントと寝袋を積んでツーリングにふらりと出かけたりした。何人かではなくほとんど「ロンサムカーボーイ」を気取って一人であった。

テントに泊まるとテントの乾燥撤収が面倒くさいので 最寄りのビジネスホテルによく飛び込んでいた。このあたりが一人ツーリングの良いところで、またおじさんらしくて適当で良い。

食事はというと高めの中性脂肪並びに血糖値のため滅多に食べさせてくれない「牛丼」で昼食。夜は中華など・・・気に向くまま・・・平たく言えば「食」も含めてストレス解消目的である。

ジャイロキャノピーの写真を撮ろうとしましたが・・・多量の埃と緑のコケが付いてました。写真は「しまなみ」ではない別の島に出かけた時の写真です。

おじさんの愛車 ジャイロキャノピー

ジャイロキャノピー

学生の頃は400オ-バーに乗っていたが いつのまにか免許がなくなり 大きなものには乗らなくなった。

今更ながら取りに行くのも? 姪の嫁ぎ先のお父さんが50代にして大型を取り ハーレーを買ったと聞くが、こけた後 起こすことを考えると・・・即 やめ!

また大きくても接地が はがき一枚程度のため、反射神経の鈍ったおじさんでは 滑った時の立て直す自信がない。それならトライクに乗れば、普通免許OKなのでいいかと思っている次第です。

と言うわけでツーリングに行くときは 原チャリ改造ミニカーであるジャイロキャノピーを使用している。ミニカーと言っても 後輪幅を変えるだけなので、スペーサーを挟み込むだけと簡単である。後は 届け出てナンバーを変更すれば良い。免許は普通免許となる。

2ST原付であるが最高速60km/H 交差点の2段右折なし・・・制限緩和。3輪のため後部が滑ってもすぐ滑りが止まる。税金は高いが 保険など原チャリのまま。上乗せ保険も自動車保険に特約すれば無料。自動車専用道などの道路は走れないが、一般道は問題なしである。

このジャイロキャノピー維持費は格安であるが重量があるため燃費は最低! ヘタするとプリウスより走らない。その為 遠出するときは携帯ガソリン缶を持って行く。ほぼ20年乗っているのでトラブルなしとは言えない。3年ほど前ピストンロッドのクランク部のメタルが破損。クランクからピストンまで全交換済である。愛着があるので修理して そのまま乗り続けている。

若い時は こけたこともあるが、雨天時オーバースピードにてコーナーに突っ込み 前輪が滑った時のみである。年寄りとなったためか 無理に突っ込まなくなったので支障なし。走行中グリップを失ったのは 前輪が滑って以来経験がない。リアは滑ってもスグ持ち直す。

リアトランクが大きいのでテント,タープ,シングルバーナー,ランタンなど一応シングルのキャンプ道具一式を積める。道具類はコールマンが中心。それなりの道具立てだが、使うのは「カップラーメン」「コーヒー」「インスタント味噌汁」のお湯のみ。着替えはカバンに2組入れて出かける。

ルート

昨年春 香川より愛媛 今治経由 しまなみ海道 伯方島 帰路 伯方島より松山経由香川と走った。その際ハーレーと松山―香川にて速さを競い合ってしまいました。

タイトル通り 「ウサギと亀」 もちろんおじさんが亀です。速度は完全に相手が早いが50ー100Kmにて休憩が長い。シールドがなく風受け放題。ハーレーはエンジンシリンダーがV字のためエンジン振動大きくて・・・・寒さと風圧と振動に負けてしまうため 長時間休息する。まさにウサギさん。

片やジャイロスピードは遅いが 前面完全カウルのため風圧極小 グリップヒーターもあり手も温かく、足元スパッツ&カイロでぬくぬく。速度もノロいため風景楽しみつつトコトコ。まさにカメさん。

休むのはトイレ休憩のコンビニ立ち寄り程度、正直疲れない。バイクに乗られる方なら分かることだが、体が冷え切らないのでトイレに行くのも余裕がある。

狭い道で車を寄せられ 片側縁石で走ると疲れるが 広い道の端でトコトコは「良い」

レース結果

ウサギと亀 愛媛松山桜三里付近より香川豊浜までいい勝負をしました。距離は約150Km位です。

豊浜の道の駅でコーヒーを飲んでる際 ハーレーの方と目が合って・・・火花は飛びませんが・・・それ以降は同じルートにはなりませんでした。

おじさん「逃げたな!」と思いましたが・・・まあ 大人げない考えと反省しております。

原チャリツーリングの将来

昨年より宇野―高松フェリーなど廃止され 高松―岡山間は小豆島経由 高松―神戸 徳島ー和歌山となり 自動車専用道を走れない原チャリツーリングも難しくなった。昨日は小豆島経由のフェリーが廃止のニュースもあり 只今将来は暗いようです。

逆に バイク輸送とツーリングなどの新しい世界が待っているかも知れません。手ぶらで大阪に行きバイクを受け取ってツーリング。帰りは逆・・・・ネックはバイクの輸送コストでしょうか。

あるいは車に積み込んで移動。行先で下ろしてツーリング これが一番気分的にも楽だし コスト的に合うと思う。でも年寄りにバイクの積み込み、積み下ろしは厳しい。

どなたか いい案ありません?

しまなみ海道は幸いにも側道を原付として 走行できますので助かります。途中の通行料金支払い額がバラバラで・・こまかい硬貨がない時は困ります。という訳で 全橋100円で統一か両替機能付き集金箱 設置して頂いた方が良いように思います。

国道も徐々に高架となり、原チャリ自体の通行が難しくなってきている。原チャリの立ち位置がなくなって来た時代と思える。