人工知能つまりAIについて考えて見る。将来AIに取って代わられる職業について、多くの記事を散見する昨今である。子供の仕事分野にも画像診断など出てきていることも読んだことがある。誰もが不安を感じる将来と分野である。

そんな世になっても おじさんが最も大事なことは、「問題の解決力あるいは提案力」を持って、「人の求めに応じられる」ことと思っている。

例えば弁護士などについて考える。多くの会社では消費者・同業者とのトラブル防止に備えて顧問弁護士との契約をしている。

普段から士業(しぎょう)と仲良くしているのは「法的な問題を解決するための提案・討議」を期待しているからです。法的な問題を解決したい(あるいは未然に防止したい)のが理由です。

問題が何もなければ、あるいはその心配がなければ、お金を払って法律事務所と契約などしません。会社・仕事で必要とするのは

①法律面の知識

②問題を解決するための提案力

の2点です。ところが弁護士は、①の法律面の知識はそこそこというか、まあ多少は持っていますが、②の問題を解決する提案力が全然ダメという印象があります。

「問題を解決する提案力」は、かなりの実務を経験しないと養われない力です。それを弁護士に求めるのは酷と言えば酷かもしれません。

弁護士からすれば事務所経費などが賄える顧問料が美味しい。サラリーマン時代 おじさんの会社が契約していた顧問弁護士は 世間に名の通った会社数十社が契約しており、立派な事務所で悠々のお仕事ぶりでした。都会の弁護士の姿であり、田舎ではなかなか見かけません。

そんな目で考えれば 弁護士に求めるものは「①法律面の知識」だけと言うことになり、ほとんど「AI学習させたコンピュータで間に合う」ということになります。

画面に質問項目を手順に従って入力していくと、コンピュータがそれに答えてくれるのはもう現実のものとなっており、これが普及すればもう弁護士と契約している必要など全くありません。

顧問料など支払って無駄に経費を使う必要もありません。トラブル時の解決・訴訟のみを、弁護士に依頼すればよいだけとなります。実際 ケースによっては別途請求もしてきますので、抱えて置いても無駄が多いと思うことがありました。

弁護士には「この問題を解決するにはどうしたらよいか?」「どうしたら発生を防止できるのか?」というのを、法的な側面から提案して欲しいのが本音になります。これが顧客の要望です。

顧客の要望が理解できていない、あるいは要望に応える能力がない弁護士は、いずれコンピュータに取って代わられると言うことになります。当然 税理士・司法書士・行政書士なども同じです。

資格マニア

先日 子供が資格試験の勉強を始めたというので、AIなどへの考えを書いた。先ずは仕事上 優先する資格取得をすればよい。それが終われば、個人が関心を持ったことを 追いかければよい。取得にあたってはマルチタスク・同時並行に行っても良いと思う。大事なことは全体を見渡し、分析・発想できる能力を鍛えることである。

だが資格マニアになる必要はない。優先することは「問題の解決力あるいは提案力」を自らの内に育てること、あるいは持った友人などを身近に持つことでも補完できる。(友人はちょっとズルイか?)

なお友人でも、多くを求めず 一緒にいるだけで楽しいだけで良いと割り切ることも大事です。相手がスーパーマンでもない限り、多くを求めることは我儘です。友人を使い分けると言えば生意気ですが、楽しく付き合っていくことが優先です。

資格取得も趣くままに、知を求めて彷徨えば良しと思います。資格を取得出来なくても、新しい目線・見方が手に入ればそれでよいと考えます。

会社勤めの間で、配置転換に伴う資格取得が幸したのか?おじさんのバイトの如く、歳取っても資格で楽させていただいてます。ばあ様のお世話がなければ、もう少し時間を増やしても良いのかもしれません。

投稿者

おじさん

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