先日スーパーのズワイカニの価格について書いた。その後ネットニュースへのご意見を見ていたら「ズワイを諦め、今年は紅ズワイ」とあり・・・昔のことを思い出してしまった。紅ズワイでも最近は結構な値段している。
若かりし頃 金沢の事業所の工事計画・立合をしたことが何度もあり、1週間ほどズワイと紅ズワイを昼夜の食事として カニ三昧に食べたことがある。金沢港はズワイも紅ズワイも揚がる港のためどちらも手に入った。地元業者の方が漁協・市場の知り合いから10杯の紅ズワイなら2,000円でという話から両方で総額〇〇円で始まった寿司屋でのカニチャレンジであった。味はやはりズワイガニが紅ズワイに勝るが値段ほどの差はなかった。(支払ったお金は忘れました。いえ正直に言えば バブルの時代のことサインした記憶しかございません。)
今では紅ズワイでもものによってはズワイの半値程度のようである。同じような真偽関係の毛ガニとクリカニも傾向は同じようです。昔と比べて価格差が小さくなりました。昔は真偽については厳しかったが、漁獲量もあるのだろうが 良い事なのか悪い事なのか?値段区別が小さくなりました。
「ズワイを諦め、今年は紅ズワイ」と書いた方、世の中変わっているかもです。
カニ三昧
おじさん若い頃は バブルの時代 そんなこんなで金沢・釧路などカニの産地での事業所の工事などをしていた為か、カニをいやと言うほど自腹、自社・他社の接待交際費でご馳走になりました。そのせいか?近年は縁が薄くなったようです。あの時代に 一生分を食べてしまったのかも知れません?
釧路では今の時期だと炉端焼きで、タラバを焼いて食べてもリーズナブルな時代でした。流通が未熟な時代だったのが主因と思います。
そう言えば「花咲カニ」を釧路で食べて気に入り、家に持ちかえったが 家族はトゲが多いので食べてくれず、一人で食べたこともありました。
あるいは毛ガニを大量に食べると眠くなるのを同僚・知人と検証と称して・・・みんなで大量に食べ 酒で眠くなったのか毛ガニで眠たくなったのか判らないままです。アホなチャレンジ出来たのも 産地での仕事と接待交際費そして多少のコネがあればこそでした。
その他 モクズガニまた岸和田のだんじり祭りの季節は「ワタリガニ」も同様に頂きました。
カニ・エビは美食の入口のようです。味わうほど それぞれの味がまた良い。
魚三昧
最近スーパーの冷凍コーナーに「身欠きフグ」の真空パックを見かける。トラフグはないが鍋用に使えそうな安いフグが並んでいる。トラフグと言えば下関になるが、周防灘と伊予灘が隣り合わせでこの付近がトラフグの漁場である。そのため周辺の主要漁港が狙い目となる。なお山口県内は浜値がよいのか、ブランドか?全量下関送りのようである。
愛媛松山から南に下った肱川河口近くの長浜あたりで トラフグを予約すれば 安く良い品物が出て来る。
高知方面に過ぎれば 八幡浜で関アジ・サバの向こうを張る岬アジ・サバが安く食べられる。関も岬も豊後水道で取れる訳で全く同じ魚体である。食べ方も似た「リウキュウ」という甘めのたれなどで頂く。
同様のことが毛ガニでも起きる。仙台が大きい街なので松島あたりに毛ガニが水揚げされる。漁場からみれば釧路・函館・松島の距離は同じようなものらしい。釧路と違い浜ゆでしないので、松島で手に入れ 生冷蔵を自宅で茹でれば味を薄く子供も食べ易く出来る。
おじさんはサラリーマン時代は出張族であったので、日本全国で食事をしてお酒をいただきました。バブルの名残があったからかもしれません。そんなこんなでブランド食品のB級産地の存在を知っています。
夕張メロン畑から100m離れれば、ただの格安赤肉メロンが出て来るようなことです。味も品種も変わりません。どちらの共選出荷場から出荷するか否かの問題だけです。
個人で旅行する際は 過去のデータベースから安価に楽しませていただいてます。しかし近年は ばあ様のこともあるので、遠出も出来ていません。
ここで書きませんでしたが、お肉でも神戸牛・松坂牛の定義を知り、等級の付けられ方を知ればより安く食事を楽しめます。自分の足で探して素直に味わえば、食材の本当の味を知れると思います。先ずは自腹で本物を食べて味を覚えるのが最初です。店やブランド名に騙されてはいけません。信じて良いのは自身の目と舌など五感だけです。
念のため ブタと牛の区別の付かない方はブランド・噂で食べれば良いと思っています。我が家の誰とは言いませんが、味覚が一歩というのもいますので仕方のないことと思っています。おじさんが手配して食べさせて来ましたが「差」が分らない。硬い柔らかいのみ・・そんなもんです。