今から40年ほど前 おじさん学校を卒業し、ある燃料会社に入社した。最初に受け取った初任給にびっくりしたことを今も覚えている。15日締めの20日払いだったと記憶している。給料は総額18万円ほどと燃料業界自体の給料が良かったと記憶している。しかし 実際は初任給は日割り計算であったので、受け取ったのは 片手プラスと言った方が良かった。

幸いにも研修が福岡となったので、給料前の移動日に別途交通費と出張費あるいは日当半額がプラスされたので 「かある―く」翌月迄乗り切れた。バブル黎明期の求人であったので、当時の役員が配慮してのことと後年 聞いた。おじさん達の後輩も多数がその温情を被った。バブル時代前の売り手市場であったことに起因する。

福岡・名古屋

バブル黎明期 コロナなどないので・・・夜ごと宴があり、しばしば屋台その他で ただ飯にありついた。昼は事業所の社食を食べ 朝夕は寮であったので最低食事はあった。料金の徴収もないので、一月後の5月まで納めるものなし。

2週ほど経ち、担当ではないが業務部長が研修状況視察、懇親、後半出張費の持参の名目で「完全お遊び出張」に・・・夜は懇親会という宴会・・・おかげ様で浮いたお金で 週末は大宰府と久留米(同期の同僚が松田聖子実家の写真を撮る為のみに下車)ほか長崎と旅行に出かけた。

その後サラリーマン生活中 研修・出張・工事などがあり、福岡は通算2年以上滞在した。福岡は地元同然となり、おじさんにとってゆかりのある地となった。

給料は5月は予定通りフルに頂いた。なお4月後半も出張日当は半額があったので、当然 経済的に困ることはなかった。そう言えば「博多どんたく」の前日に福岡での研修一か月目が終わった。当時は宅配便がなかったので、不要なものを捨て整理した。再度 カバン一つに荷物をまとめ移動した。

福岡の後は愛知県知多にて研修となった。ここでは2か月ほど寮で暮らして研修をした。知多の寮で先輩と飲んだ後、名鉄に乗り2人とも寝過ごし、起きたのが岐阜と言うこともあった。名古屋栄の女子大小路のはずが 岐阜の柳ケ瀬となるのだが・・・することの内容に変わりはない。開いてるお店に入り、予定とは違い 妙齢の方の極少ない店に入るだけで、翌朝の始発電車で知多に帰ることに違いはない。

独身時代でもあり 寮暮らしでの逸話もある。武勇伝のようなこと、失敗・恥ずかしいことも色々あった・・・今となっては・・・熟考した結果、おじさんの品位を保つため「ワープ」としたい。

初任給

最初に受け取る給与の手取りは 総支給額よりもえらく少なくなります。税金や社会保険料が差し引かれ、締め日があるためです。おじさんの受けた日割りもあるかと思います。

5月からは 厚生年金・健康保険の料率と所得税の料率そして雇用・労災保険料など 見て計算すれば簡単にできます。但し計算するのも面倒なので 総支給額の金額と扶養などにも拠りますが、8割強程度が手取りの収入額と考えれば良いと思います。なお年収は 基本的に年間の総支給額の合計を指します。ですから先輩諸氏から総額500万円と聞けば実質400万円程で、家族を養い生活しています。誘われゴチになった場合は しっかり・はっきり「ゴチになります」と御礼・感謝を忘れてはいけません。

通常は学生からと言うことであれば、通常前年所得がありません。従って大体の場合 前年度所得なしと言うことで、住民税は入社2年目の6月から給与天引きが始まります。入社2年目から、手取り収入が少なくなる可能性があります。ところがおじさんの息子のように 学生時代からバイトで稼ぎまくったり、FXしてたりした場合は初年度から課税があるかもしれません。

また最初の夏季のボーナスは「寸志」ですが、冬季は会社の業績が良ければ期待できます。今年はコロナでどうなるか?・・・なお 原則初年度には住民税はありませんが、来年からは天引きされます。住民税は毎月の給与のみで、ボーナスからは天引きされません。

給与明細

基本的には以下の項目が入っていると思います。会社によりますので 給与規定があれば確認してください。

基本給:職種に応じて支給される基本的な賃金

時間外労働手当:残業をした場合に支給される手当

住宅手当:家賃補助や住宅ローン補助など(借り上げ社宅などでマイナスもあり)

通勤手当:通勤に必要な費用を補助するための手当

実際に支給される金銭の種類や名称は、勤務先によって異なる場合があります。

役職に就いた場合に支給される「役職手当」や「職能手当」、業務上指定された資格がある場合支給される「資格手当」などがありますが、新入社員には無縁と思います。

出張手当などは通常別途支給になるのが通例です。

給与から天引き(源泉徴収)される所得税は、あくまで仮の金額です。そのため会社は、例年12月ごろに「年末調整」を実施し、所得税を正しい税額に計算します。

年末調整では、実際に支給された給与・賞与と、従業員から申告された家族構成や生命保険の加入状況などをもとに、所得税額が再計算されます。天引きで納めていた所得税額に過不足があった場合は、12月の給与や賞与他で精算される仕組みです。なお個人的に株式・不動産・贈与などの所得があり、一定以上の所得がある場合は年明けに確定申告を行います。また医療費などマイナス部分についても申告出来ますので、税金関係の勉強も欠かせません。

投稿者

おじさん

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