今年6月支給の年金から減額される。「0.1%」とは言え下がるのは嫌なものである。おじさんは厚生年金のモデル世帯(夫婦で年金の月額約22万円)とほぼ同じなので 1か月あたり220円程度減らされる。ばあ様は国民年金の満額受給の人は月66円減額される。
世間の動静を見ていれば 更に来年度発生するマクロ経済スライドが発動されれば もっとひどいことになる。コロナ禍で削られる年金 来年以降はさらに大幅減額の可能性もあり 痛みがおじさんたちにも及んでくるのが予見される。
稼いでくれ!
2016年の年金改正で、制度の支え手である現役世代の負担能力に応じた年金給付にするという理由で、物価より実質賃金が下がった時は賃金のほうに合わせて年金を減らすように制度改正された。
現役世代の賃金が下がっているのだから、たとえ物価が下がっていなくても、高齢者も同様に生活水準を下げろというわけである。年金の計算に使われる実質賃金の変動率は過去3年分で計算され、今回の年金減額はコロナ前の2017~2019年に、いわゆる消費税増税不況で給料が下がった分が反映されたものである。
次回は 実質賃金が大きく下がった昨年(2020年)からのコロナ不況を含むことになる。感染拡大が進んだ 昨年3月以降のデータが公表され、11月まで実質賃金は9か月連続して低下が続いている。緊急事態宣言下の昨年5月は前年比マイナス2.3%まで落ち込んだ。
このままではおじさん達の年金も減額が大きくなる。そう言った中で「ソニー 純益1兆円」を聞くと「現役 頑張ってくれ! 稼いでくれ!」と思ってしまう。
この比率どうなるかは今は分からないが、賃金変動率が△1%なら 来年6月の支給分から夫婦の年金支給額は1か月あたり 平均的には 約2200円、△2%なら毎月約4500円が削られる計算となる恐れがある。(週刊ポスト2021年2月12日号 減額を引用)
政治的判断で約4500円まではいかないと思うが 減るのは確実である。
アルバイト
このまま世の中が推移していくようなら、おじさんもアルバイトなど考えようかと思うが・・奥さんが65歳になるまで加算があるので・・まあ いいやとなってしまう。下手に小遣いを稼ぐと中途半端に税金と介護保険などが上がり、実質何をやってたのか状態になってしまう。この辺りは2022年度に65歳以下は年金カットなどが改善される。65歳を超えたおじさんには 制度が無かったので 比例分の年金支給などはカットされていた。いつの世も理不尽さがなくなった「ためし」はない。
先日までソーラーパネルなど田んぼに設置して、再生可能エネルギー発電所を経営してはと思ったので考えていた。畑仕事のように草刈りなど手入れ作業していれば、世のため人のためになり有意義なことであると思ったが・・・経営するどころか 持ち出しをしないと維持できないことが分かった。そして「エコ」という旗のもと ゲームが繰り広げられることが多い現実が良く分かった。
ブログで数編書いたが、再生可能エネルギー発電所経営するのにメリットはほとんどない。お金があり社会奉仕と思わないとやっていけない。おじさんのような貧乏人は自家住宅に設置する程度で済ますべき案件と結論した。