最近 将来は海洋風力発電が伸びると言われる。風力発電の拡張は日本の造船会社関連を助けると思う。経験上構造物の設計技術また防食あるいは管理など最適の回答を用意してくると思う。現在 韓国造船産業は 韓国政府のWTO破りの造船企業に対する補助金にて力を得て、廉価受注をしながら驀進している。日本政府もWTOに訴えているが、韓国は否認しながら限界まで突っ走しると思う。慰安婦あるいは徴用工などから考えても 韓国は信用できる国家ではない。単なる交渉だけでは 時間稼ぎさせて、日本の造船業は滅びる。品の良い外務省を始め関係省庁は 品が良すぎて情けないと思わずにはいられない。
海洋風力発電 日本の重工業の将来を守るためにも有意義であると思う。
だが日本での海洋風力発電浮体型 効率が悪く進めるにはもう一工夫が必要なようである。
風力発電
風力発電の風景は高い支柱に 自由に方向を変えることが出来るプロペラが付いた発電機ユニットが載る。風により大きなプロペラが回り安定した発電をする。単純な構造であるがレイアウト自体が騒音を生む元になる。騒音と称しているが振動数は低周波騒音成分もあり単純なものでないと想像がつく。
支柱本体の揺れ
カルマン渦と言われる支柱の後方に交互にできる渦の列のことをいう。大きくゆっくりと風に垂直な方向で支柱を振動させる。
プロペラの回転に伴い支柱にはねじれ振動が発生する。また頭頂部に荷重がかかるため横方向にも振動的な荷重が掛かる。その他いろいろな成分の振動が加わるのので 支柱が振動すれば低周波振動などを発生する。
プロペラの風切り音
風切りにより 騒音が発生する。
環境団体に配慮しすぎるためか 日本ではあまり広報されいないが、ドイツの牧場で設置し低周波音その他で家畜の状態が悪化し、陸での設置ルールの厳格化が導入の予定とのニュースもあった。
すべてが理想というわけではないことを知って進めるべきである。海上では周囲に人も居住しないので被害を訴えるものがないだけである。
海洋風力発電
ヨーロッパには遠浅な北海がある。ここに大規模に自立型を設置して発電をしている。ところが日本には遠浅の海が少なく、急激に深くなる。
電線を敷設すれば水深があるため、相当長い電線路となる。また基礎も水深があるため 単純ではなく浮体とならなければいけない。つまりコストが係ることが最初から決まっている。
またアンカーあるいは支柱などの工事で海域の濁りなど魚業者と協議が長引き利権対象となる可能性もある。早期に どのような形にするか国としての方針を出すべきかと思う。
福島沖に通産省主導で三井造船などが作った浮体タイプの風力発電がテストされていたが、効率が悪く休止の情報が 昨年12月に出た。単に休止で終わらすことではいけない。海上発電を拡大していく方針があれば 塩害による錆などの防食対策,付着生物の防止,敷設ケーブルの水トリー対策など継続して研究すべきテーマは多い。継続的研究が望まれる。方式も波力発電,潮流発電などへの研究も必要となる。
方針の迷走している福島発電所処理水の排水問題では マスコミの作為的風評被害を単に恐れて 基準以下のトリチウム排水も儘ならない。ところが 北海の入り口ドーバー海峡にはフランスおよびイギリスの再処理工場からのトリチウム排水が流されている状況を マスコミが無視しているのを見れば、雲泥の差である。ズルズル 引きずられて誰も責任を取らない日本の体質が問われる。勿論 この批判は政府,マスコミあるいは環境団体も含んでの批判と思っていただいて良い。
すべてのことに バラ色はない。一歩一歩進んでいかないと駄目である。特に怪しい環境団体の排除と同時に政治家と企業の利権構造も排除しなければならない。
ドイツの自然エネルギー
ドイツの自然エネルギーはフランスの原子力発電に支えられている現実はあまり伝えられていない。EU内のエネルギー相互補完に伴い自国の原子力発電所を廃止して、フランスに寄り掛かる。おじさんはドイツの自然エネルギー対応を評価していない。ドイツ国内で実績を挙げたと宣伝するだけである。フランス EUを含め全体で評価するのが当然と思う。
以前 EUの環境対策のディーゼルエンジンも実質がわかり日本以下と判明したことを、どう評価しているのであろうか。この辺りで きっちり正当に評価しておくのが良い時期と思う。EU内メーカーのガソリンエンジンの効率化とクリーン化に失敗した結果 出て来たものとおじさんは考えている。
適当なこと喧伝する輩の多い時代 だれがきっちり道をつけていただけるか楽しみである。なお 現行環境行政では不安が残る。子&孫たちにより良い日本を残してやりたい!小市民なおじさんの願いである。