沖ノ鳥島のレアアース泥の回収に成功したとの報道が先週なされて・・これに対して色々異論が出ているようだが、おじさんはそう心配していない。放射性物質がほとんどないとのことなので、回収後の排水処理汚泥などの処理も容易である。中国の如く放射性物質の汚染を広範囲に広げることも無い。基本的に採取汚泥は レアアースが魚・クジラなどの微細な骨に吸着した形でもあり、岩石を砕くような作業もない。回収したものから 固形物をサイクロンなどで濃縮すれば固形物として回収できる。

 国内に工場を建設しても放射性物質が含まれないので、処理が簡単である。地球の歴史の中で数十億年を掛けて沈降・吸着そして大陸移動されている物質だけに、大半が半減期を過ぎたものだろうと想像している。日本では 回収した放射性物質をセメントで固めて地下深くに埋設する必要があるが・・放射性が無ければ・・そのままで処理できる。

 また 高校生の頃 化学で定性・定量分析で実習などをした経験があれば、分離精製過程の大半は理解できる。大半は塩酸等の酸性試薬と苛性ソーダなどのアルカリ性試薬などの組み合わせ・置換で固形化・分析・計量していた。最適な組み合わせ順番を考えるだけである。中国のモンゴル地区では粉砕物を塩酸に溶かしウランなどを含む汚泥をそのまま池などに放置した結果、黄河流域までも放射性物質の汚染をさせている。また長江流域では山に穴をあけ 塩酸を注いで麓で回収したと聞く。もはや 中国は自らの大地を汚染させて、他国にレアアース産出で優越・独占しただけである。

 レアアースはランタノイド・アクチノイド系統の元素群なので、これからは化学屋さんが大活躍してくれると期待している。三菱マテリアルの様に都市鉱山からの回収では90%以上との記事を見れば・・心配なのは放射性汚染だけであるが・・海底汚泥に放射性物質はないようである。

 後 気になる点は深海からの汚泥の回収の連続性が確保できるか否かにある。調べてみるとハワイ近海で4000mから3000t回収した実績があるようで、最終的には金をつぎ込むか否かにかかるようである。次は経済的にペイするか否かが焦点と思っている。 現在予定しているレアアースは オーストラリアで掘り起こし、製錬をインドネシアにお願いしたものを予定している。これも放射性物質の存在ゆえの組み合わせである。そんな現状なので 都市鉱山からの回収を急ぎ、ボチボチ深海レアアースの回収に進むのがベストである。

 最期に余談であるが、三井造船に努めていた同級生から 今回試験をした地球深部探査船「ちきゅう」について聞かされたことである。建造当時 三井が建造予算を使い果たしたが、責任を持って不足分を会社が負担して完成させた。本社で関わっていた同級生は しばしば当時の社長から呼び出されては、コンプライアンスについて説教されたと 飲み会・電話などではこぼしていた・・今は退職してノンビリしているだろうが・・今回のことを喜んでいるだろうと推察している。

今日問題があっても 明日には評価は変わる

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おじさん

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