オープン乗ってみたい!との多くの方が思うことかと思います。
おじさん学生のころ 多くの人の憧れとなったホンダS800を 共同で持っていました。
今やネットで完璧レストア車 500万円近いものを見ると隔世の感があります。
おじさん達が乗っていたS800は 解体屋にて5万円で購入。
4人ほどで数万円出しあって 材料と電動工具など購入、半年ほどかけて走れるようにしました。
なお当時は物価が大変動する時代でした。当時初任給が4万円プラスですので、今で言うと20万円位といったところです。
当時でも パテのお化けになりました。現在まで命をつないでいることに驚嘆し、車体のほとんどが手打ち板金と想像でき 価格にも納得しています。
当時ボディ鋼板は防錆鋼板でありません。塗装もラッカー系程度でしたので すぐ錆びました。
設計技術も塗装技術も古いので手の届かないポケットがあり、くされ放題。多くの箇所で当板溶接とパテで誤魔かさないといけませんでした。
「お金ないので仕方ない」としました。正確に言えば「どうしようもない」の連発でした。
ホンダS800
初めて S800オープンにして乗った時 後方からの風の巻き込みが凄く、友人の妹は髪がぐちゃぐちゃ「二度とオープンに乗らない」宣言をいただきました。
修復に努力した男4人・・・持っていた かすかな下心が消えました。
その後 幌を掛けた状態で 深夜喫茶にてゲーム中、当時の幌の防炎加工は?商品なので タバコの吸い殻を火の付いたまま置かれるなど・・・まあ色々ありました。
車検期間の2年間だけ乗りました。乗って分かったこと
1.木あるいは電線の下に置くと鳥の糞被害
2.幌に遮音がないので、風切り,エンジン音他 結構五月蠅い
3.アスファルトの焼けた夏の夜は 道路の輻射でサウナ状態 S8クーラーないので・・ツラい
4.日中も太陽じりじり・・・結局ベストな状態は秋冬の温かい夜もしくは夏の夕立の後
5.気温とアスファルトが冷えた状態での走行は気持ちよい。但しヒーターが弱く後方からの
巻き込み防止リフレクターがないので厳冬期にオープンで走行するのは 防寒と覚悟が必要
6.洗車機に入れないので常に「腰下」「手洗い洗車」なので洗車の手間が掛る
懲りないおじさん
散々な青春時代のオープンカーの思い出でしたが おじさんも男です。当然 懲りてません。
息子が免許取った直後・・・中古のプジョー206CCを手に入れました。
幌車ではなくハードトップがトランクに折り畳み格納できる機能に惚れて もう一度!
思惑通りお手軽オープンカーに大満足。洗車機もお手軽に入れて洗え、遮音もバッチリ。
ハイオクは痛いけど100kmオーバーでの加速・・・フランス車 まあまあの満足。
リフレクターも手に入れ、しばらくたって息子に・・・冬の夜 屋根を開け リフレクタ立てての走行を体験させ、自由に使っていいぞとしたものの・・・・
強化サス車高ダウン 扁平タイヤ装着した車・・・息子は初心者 歩道の段差を乗り越える際にホーンを引っ掛けるなどありましたが・・・まあ仕方ありません。
後日 これがプジョーが「ギャー車への道」を加速する改造と気づきました。
2年後 純正仕様に戻しました。多くの方と同じような改造ですが、車に拠るサスペンションの違いを理解しなかったおじさんのミスです。
プジョー乗りの方 リアサスのトーションバー形式には お気を付けください。