自転車が神社正面付近の道路に止めてあったので、自治会を通じて交番に連絡したところ・・自転車に張り紙が付けられ 道路管理者つまり県による撤去となる見込みである。自転車の撤去は幸い公道脇であったので良かったが、神社の境内など私有地にあれば 撤去は困難となる。個人が他人の資産・物品を自由に廃棄出来ないからである。裁判所に訴えるなどしても 相手が特定できなければ・・泣き寝入りとなる可能性すらある。そうなると 保管の際に 善良なる管理者と言う民法上の事柄が出て来て 更にややこしくなる。

放置自転車
警告書

 同じことが 賃貸住宅にて 入居者が死亡あるいは刑務所収監などの事態があれば、そこに残された家財道具などの処分が難しくなる。身元の怪しい方 あるいは老人に貸すことに大家が嫌がるのは当然であり、残された遺品・家財道具などの片付けが半年以上は出来なくなることは大きい。相続人を探したり、裁判所の決定を待たないといけないし、その処分費用・手続き・部屋を再度貸し付ける迄の家賃など全てが大家持ちとなる。

 従って入居契約時から 遺品・家事道具なでの処分を一任することを決め、亡くなった後のため 本人は代理人などを指定するなどの手続きあるいは契約が必要となる。その為 保証人などは保証協会などと言う怪しいものは要求を満たさないので最初から論外となる。子供・兄弟など親族を求める場合が多い。まあ 友達だからと・・赤の他人に頼んで契約して 3年後に保証人に何も言わず夜逃げした方がいた。この際 保証人は赤の他人とは言え、連帯保証人だったので抗弁も出来ず司法書士を通じて請求を受け 泣く泣くお金を支払われた。

 まあ 色々あるのが高齢での賃貸住宅。昔 おじさん不動産業者もやっていたので、捜しても探しても・・ダメと言う目には何度もあった。最近は 普段の安否・死後のことを引き受けるNGOなどもあるらしいが、田舎では難しいので家族と良い関係でいることが大事である。人は常にお互いが助け合って生きるものである。

 おじさん子供を無事育てた自負はあるが、おじさんのお陰で 君たちは・・などとは発言しない。明日はお陰様で・・何どと変わるかも知れないからである。その為 親子は半ば遊具の順番待ちのようなものと考えている。もう少し時が経てば・・おじさんは動けなくなるだろうし・・介護を受けるかもしれない。子供が生まれた時から成長するまでは おじさんが助けたが これから先は変わる可能性が高い。また 子供も将来はお世話になるかも知れない。

 持ち家なので現状のまま推移すれば 子供に借家の保証人になって貰うことはないと思うが・・・まあ何があるか分からないのが人生である。何時 子供に頼る事態になるかも知れないとは 先日の入院で考えたことである。人間 健康であれば意識しないが・・こと 病気になれば違った考えかたも生まれる。70歳を超えた今 改めて考えるべき事柄が増えていく・・生きていくことは面白い。

人は変わらなければ・・生きていけない

投稿者

おじさん

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