台風が心配された祭りも無事終わり、おじさんも無事役目を果たし何とか終わったとの感慨を持っている。子供が孫を連れて帰って来たので、孫に小遣いを渡したのだが・・夜店のくじ引きでちんけな玩具を手に入れていた。そして獅子舞の獅子に頭をかんでもらって、賢くなるかもと言われながら逃げ回っていた。これも 成長の一過程と笑いながら見ている。また 太鼓台のみ見に帰った子供もいたが、おじさんが祭りから帰る頃には 夕飯を済ませ車を出すところであった。

 祭りの後・・一夜明ければ 祭りの後片づけとなる。連合自治会から町内クリーン活動に合わせて、若い衆の飲んだビール空き缶などをおりまぜて捨てさせていただく。日本酒・瓶ビールなどは後で酒屋に回収してもらうのだが・・ジュース・ビール空き缶は1週間以上放置となるため、この回収機会を使わせていただく。おじさんの軽トラで持って行ったのだが・・受け方の人間を知っているので・・お願い!・・と頼み込んで済ませた。

 自治会館に帰って来ると 老人会から声がかかり、御神灯台の片付けの手伝いをさせられる。この際 仮置きしている太鼓台の布団締め・幕などを手に取れる位置で久々に確認する。作ってから20年以上となるが、金糸が色褪せることのない輝きである。金糸は22金箔を芯糸に機械巻きさせたものであるから、まず輝きが衰えることがない。思い出話があり 刺繍する人間泣かせの糸らしく、満足がいかず刺繡をほぐすと癖がついて後は使い物にならないとは刺繍されていた合田氏などからは聞いた。そして当時初めて出て来たフイルムに金を蒸着させた蒸着金糸が出て来た。合田氏が下から見えない布団締め頂部で 上乗(うわのり)の足がかかる恐れのある所に使ってみることにした。この蒸着金糸部分もチェックするが異常ないようである。もちろん 幕などをチェックしていただくなどの定期管理もしているとも聞いているので、20年経った幕とは思えない状況である。地元の方に多大なご寄付を頂き新調した成果である。

 それが終れば 神社に建てた幟(のぼり)の後始末となる。毎度のことながら若い衆が神社周りの清掃に出ているので、8時より合流して幟の片付けとなる。組み立てる時に手伝ってもらっているので・・テキパキ進む。最後に残っているのは隣の浜中の幟のみになっていた。そこに浜中の宮総代が通りかかり・・急がせないといけないと言っていた。

 後は 若い衆が 立棒・幕・台など太鼓台関係を所定の場所に格納すれば終わる。後の片付けは 「おじさんは任せた」とばかりに・・帰宅し、ばあ様と事務所に向かう。昨日は終日自宅にいたのだが、奥さんが買い物に行っている際 自由におやつを食べ コーヒーを飲んだらしく、食卓にコーヒー粉末・砂糖などがこぼれていたそうで・・何事も順番であると 奥さんと顔を合わせて納得する。祭りの後片付けも 同様である。

 今年も事故なく 目出度し 目出度し

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おじさん

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