5月22日からガソリン・軽油・灯油が5円ほど下がっている。おじさんはガソリンスタンドにアルバイトに行っているので、事前に10円下がりますとの給油機に張るステッカーを見ていた。客には基本黙っていないといけないので、少し待てば値段が下がるとは伝えないし・・報道などでも伝えられているので・・基本自己責任での判断である。

 最初は5円 その後は順次 週に1円ずつ10円まで下がりますと言うステッカーを 事前に事務所内に置かれていたので、給油等はしていなかった。勿論安いに越したことはないので、先の日曜日に給油予定とした。先程給油代金4000円ほどであった。単価はリッター165円と久々のリッター165円のレシートを見た。・・ということは来月末頃には160円になるのかと・・改めて再確認する。

 アメリカの関税政策で世界景気は冷え込んで、原油価格も来月も低調に推移すると予想している。まだ アメリカ自身の経済情勢が不透明になってくるので・・来月の見通しも同様の状態で推移としか思えない。

 話が少し変わるが・・アメリカ人の生活に安価な中国製品が溢れていたのが、一気の関税政策で輸入が出来ないので小売りなどの商品在庫が無くなり、販売業者の利益確保も難しくなる。そうなれば 企業は人員削減・合理化しかない。そんなニュースでも 企業業績回復とばかり、利益が上がるだろうとアメリカの株価は動き・・経済活動をやっているように見えるだけである。正直 生産出来ない工場あるいは工場を持たないで、株価だけが動く怖さを考えた方が良い。

 トランプは自国内生産を声高に言うが、アメリカ人自体が労働者としてものを生産することを忘れてしまったようである。平たく言えば ものを生産できる給与水準で収まらないと言う事である。現在の関税での協議が終り、中国から緊急輸入のような形で アメリカに完成した荷物を持って来ても、輸送・通関時間があり 約50日後である。日本で言えば4月のような 学校などの年度初めに当たるのは アメリカでは9月である。8月には学用品・衣料などの準備が始まると考えればギリギリである。何とか関税で米中が折り合いを付けて・・値上がりは受忍した状態で、自国内のトランプ批判の芽をつぶしただけである。時間がトランプの関税政策に味方するとも思えないので・・・日本はゆっくりで良いと思う。でも自動車などは カナダ・メキシコで生産できないので 大変だろうとは思っている。

 アイリスオオヤマが中国での生産からアメリカ国内での生産に方針転換しようとしたが、労働者が集まらないとのニュースを数日前に見た。労働をしようとするが・・生活費などの急上昇に伴い 高給でなければ生活を維持できず、働きたくないのだろうと思う。日本ではそれなりの給与で最低限の生活は出来る・・物価と所得の均衡状態を保てるが、アメリカではそうではない。ビッグマック指数を考えれば生活全体の費用は日本の倍がアメリカとすぐ分かる。

 念のため 日本での今回の補助金前の全国平均的レギュラーガソリンは175円/ℓとなっていた。では海外ではどうだったのか?
EIA(US Energy Information Administration)のデータによると、全米ガソリン価格の平均値は
1ガロン=5.00ドル
1ガロンは3.785412ℓだから、おおよそ3.8ℓと考えればいい。
1ガロン=5.00ドルは 1.322ドル/ℓとなる。先週金曜日のレート 1ドル=143円と考えると189円/ℓとなる。ほぼ補助金なしの日本よりも少し高い。なお アメリカのガソリンにも連邦税と州税が含まれている。アメリカの場合は1ガロン=4ドルを超えると景気に悪影響が出始めるというから、現在のガソリン価格はすでに警戒値を超えている。また金曜日前の円安水準だと・・産油国でもあるアメリカの方が高い。

 中国は ガソリン:201.8円/ℓ
 韓国は ガソリン:212.3円/ℓ

こうやって計算すると日本のガソリン価格は・・

 マスコミなどが言うほどでもない。

   中国・韓国の値段から 相対的とも言えない。

投稿者

おじさん

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