毎度のことながら バイトに行く日は5時過ぎに スーパーの弁当と冷凍麺類で済ませるので、バイトの終わる5時間後は お腹が空く。このまま帰り風呂に入ると低血糖で倒れかねないので、帰り道のスーパーでパンの40%引きを買って食べることが多い。立ち寄りが面倒な場合は 自宅でミカンなどを1個食べて入浴する。温泉客室の温泉まんじゅう同様の効果目的である。
関西では餅は丸餅であり 切り餅はあまり食べない。しかし「のしもち」は当然あり、エビ・のり・豆などを一緒に入れ、半乾燥状態で のした餅を包丁で切る。のしてから乾きすぎると硬く切れなくなるので、軍手をして大晦日に 紅白を見ながら切るのを手伝ったものである。商家は晦日(みそか)の餅つきが慣例であった。
昨日はスーパーハローズで「のしもち」を買ってしまった。エビ2袋 のり1袋である。各々に20切れ程の餅が入っているのだが・・1袋600円チョットだが消費税込みで700円近い。仏壇・神棚用の重ねた飾りのない小さめのパック餅が100円ほどと比べれば・・贅沢である。仏壇・神棚用は 昨年と違って 早めに購入したので、昨年のように 数軒のスーパーをはしごする手間もない。
普通の雑煮などで食べる丸小餅は 奥さんがパン焼き機で作るので購入しない。昭和の頃は石臼と杵 そして一家総出で搗(つ)いていたが、いつの間にか羽回転式の餅つき機に変わった。最初は蒸し器機能がなくて、別に蒸し器(せいろ)で蒸していた。いつの間にか一升ほどの蒸し器機能付き餅つき機が象印から発売されて、夫婦二人だけで餅を搗く(つく)ようになった。そして最近は重ねた鏡餅も市販品で済ませ、事務所の鏡餅は一度購入した後は プラスチックの餅型に奥さんの作った餅を入れ5年目である。
おじさん家(ち)のパン焼き機 ここ数年餅つき以外で使用しているのを見たことがない。昔はパンも焼いていたが・・そんな光景を最近見ていない。逆に奥さんは餅好きなので、11月頃からパン焼き機で餅つき三昧である。ちなみに奥さんは讃岐の雑煮は餡餅!と決めているので餡餅は欠かさない。なお おじさん 餡餅雑煮は嫌いである。子供の頃は固くなった餡餅を使うので、お汁の中で餡が飛び出しているのをよけて注いで貰っていた。
数日スーパーで正月用品を見ているのだが、餅などの売れ良きは芳しいとは言えない。小さいパック鏡餅は良く買われるらしく商品が減っていく。日本人では3人に1人が年金生活と言われるこの頃、そして物価高 みんな財布のひもは固いのであろうか?高齢でのどに詰まるのを避けるのか。ここは若い方にがんばって、日本の正月と消費を盛り上げて頂きたい。
先程まで 孫が来ていたのでお年玉を渡し 小一時間歓迎していたが、他に回り帰ると言うので孫たちを見送った。その後はスーパーに行って仏花・シキミを買い・・たわしを持参して墓石をこすり清掃後、無事花を供えてお参りした。さすがに本日は風が冷たく強く、線香・ロウソクに点火するライターが消えて消えて・・・色々面倒も残ったが 本年も無事年越しの準備は大体整った。荒神松(こうじんまつ:サカキと松を束ねたもの)が無かったのでまた明日大晦日に探すことにした。
ここで一休みと思ったが 貧乏が板についているので 家庭菜園のタカナが気になって・・収穫してしまった。奥さんは一度に多くの種類を見ると・・家事の隙間時間に出来ないと機嫌が悪くなる可能性が高いからである。
追記
ここまで晦日のことを書いて 大晦日に上げるつもりでいたが、自治会長が亡くなり急遽葬儀のことを書いた。
一休さんの「正月は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」との言葉を思い出しながら書いた。常に 人間一寸先は分からないのが人生であり、改めて心を引き締め生きたい。年齢が行けば 死とは 極々自然なことと思えて来る。命あって・・皆さまが 良い年を迎えられたことを祈念出来る。何ごとも 命あってのことと・・初心忘れず ささやかに暮らすだけである。
今年も宜しくお願い申し上げます
無事年越しも終わり 強風の昨夜が一転 穏やかな新春の朝を迎えた。家庭菜園を回りながら暖かい日差しを浴びながら・・お天道様に今日も「感謝」を呟いてスタートした。