ロシアもそうなんだけれど 戦車兵の死傷を減らす考えがなく、戦車を作るようで・・・乗り込む戦車兵は嫌がらないのかな?と思う。正直ロシアの戦車などは砲塔部分は頑張って変わっているが、車体部分はT72から変わらないような気がする。色々な情報を読んでいると複合装甲で圧延装甲板500mm相当と言われるが・・・ウクライナでの戦車の残骸を見ると塗装も焼け焦げ・剥げて下地が分かるので、これで複合装甲?としか思えない状況である。おじさんが若い頃 心意気だけと言うか?見え張りの走り屋がしてた エンジン・車体など弄らず、エンブレㇺだけを変えた「エンブレチューン」と同じとしか思えない。セラミックなどの強靭な複合装甲じゃなくて・・ゴム板だったり、爆発反応装甲だったたのかもしれない。
アメリカのM1も公称はRHA換算(貫通力で圧延装甲板と同義)で350mm程度と言われますから、T72とほぼ変わりません。イスラエルのメルカバMkI /IIも多重装甲・空間装甲なのでさほど変わらないと思っています。それでもメルカバはフロントエンジンにして乗員への被害軽減は考えています。そんなことを考えていると、戦車は砲塔正面などに貫徹力(かんてつりょく)を持たせますが、その他の部分はそれなりです。
そんな中 戦車砲は105mmから120mmと増加して、砲弾もヒート弾・タングステン飛翔体その他で貫通力は増加しています。まさに 古来よりの「矛盾」と言う言葉が崩れた状態と思っています。矛(ほこ)の突きに耐えられる盾(たて)がないのが現実です。また 火薬などの改良で105mmでも120mm相当の威力にも出来ます。
装甲を厚くして戦車自体が重くなれば、エンジンの出力が必要となります。そんな状況で高地での戦車を運用したい中国は15式軽戦車を作りました。チベット高地などではエンジン出力が得られないので車体を軽量化して・・つまり鉄板を薄くして作ってしまった。一応敵からの砲弾に当たらなければほとんど無事だし、12mmちょっとの機関銃で貫通されなければ大丈夫と割り切った考えである。但し低地での使用にはエンジンの吸気量を減らすチューニングを必要とする。これもロシア同様 人命の安い国ならではの対応策と思う。
現代における戦車の大事な点は 戦車は砲弾、ミサイル1発で破壊される可能性が大きいため、日本の10戦車の如く小型化・空間装甲などで 小型化で目立たず目標になるのを防ぎ、空間装甲で車内に飛び込んでくる破片・高温ガスなどの影響を排除する。乗員が怪我をしても致死傷にならないことが現代の戦車の目標と考えている。装甲車と呼ばれる車両も同じである。
先ずは被弾しても
中の人を守ることが現代戦車・装甲車。
今日は珍しく 戦車について独り言を書いてしまいました。元自衛隊戦車乗りの知人から 演習では戦車砲はキッチリ作られているので、砲弾は規格品なのだが・・微妙なサイズ違いがあり 砲弾装てん時に堅く テンポよく出来ないことがあった。演習で装てんタイミングがズレ発射出来なくて、えらく怒られたことがあったとのことである。その為 演習の前には事前に装てんして確認していたそうです。それを 一般には空調メーカーとされる会社を退職した知人が ビール片手に・・砲弾部門にいたので、そういうこともあると頷いていました。同級生同士の飲み会での会話です。みんな会社など辞めても・・守秘義務は付いて回りますので・・これ以上は無理とご承知おきください。