「バカも休み休み言え」とは アホ(バカ)・いい加減なこと言うんじゃないというときの決まり文句である。最近は記者なのに こんなことも確認してないのということが多過ぎる。
昨日は領海侵犯と領空侵犯の間には成立する際の歴史的経過があるのだが、それを理解せずに取材して記事を書いているフジTVの記事を見て笑ってしまった。飛行機の領空侵犯はヨーロッパなどでは国境を緩衝地帯なく接するため線引きを厳格にしないといけなくなり、飛行計画の交換などが 飛行機が生まれると同時に厳格化した。一方 海上では帆船時代に始まるので 潮流・風による航路のズレることは多く発生し、緩衝地域でもある海を挟んでの国境となるため、境界を厳格に扱うことはなかった。それ故 軍艦などの無害通航を許されてきた。従って先日の海自の「すずつき」の中国領海通過などは問題になることもないし、海自としては自国船の乗組員・艦長などを罰することはない。罰したとすれば・・日本の中国に対する過剰反応であり、国際法への見識を疑われる。
日本が尖閣などで接続海域と領海を動く中国海警の巡視船を警戒するのは、日本漁船などを追いかけ公権を実施・及ぼそうとするからであり、中国公船は無害通航とは言えない。過去からの警察権行使に 海保の船が何度も日本漁船と中国海警の間に割り込んで阻止している。また測量船が日本領海に入る場合もソナーなどで水深・データロッガー類の機器を作動させているからである。
フジTVに続いてTBSなどでも 防衛大臣が記者から問われ、中国領海通過した護衛艦「すずつき」の艦長が7月に交代していたことを定期的人事としたが、国際法違反な中国のお先棒を担ぐような質問と結果となる行動しか出来ない記者が気にかかる。阿呆な記者は 中国に利するような変な質問するな、書くなと言いたい。防衛大臣が自由に「あんたは分かってない」と自由に言えるなら別であるが・・そんな行動取れば・・一気に批判が紙面を埋め尽くすことしか想像できない。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1446960?display=1
世の中には事実もどきだけ追いかけるばかりで、真実に迫れないものが多い。日々忙しいのは分かるが、立ち止まって確実なものを手に入れるのが大事である。
一方で 海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」は25日、中国大陸と台湾島の間の台湾海峡を初めて通過した。複数の日本メディアが、政府関係者への取材をもとに報じた。さざなみはこの日、台湾海峡を北から南へと抜けた。政府筋によると、南シナ海での多国間訓練に参加する途中だったという。また、この訓練に参加するオーストラリアとニュージーランドの海軍艦も、さざなみと共に海峡を通過した。先日トカラ海峡を横切った中国艦艇は日本の領海に入ったので抗議したら、中国はトカラ海峡は国際海峡と返事した。幅が130km以上の台湾海峡ではさざなみは中国領海に入らず通過している。中国のダブルスタンダードに驚くしかない。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cpv2kkk08r2o
常に誰が言っても 根拠の確認を怠っては「正解」には至れない。日々謙虚に暮らし「阿ℚ」のようにならぬことである。これには日本の報道が 相手の発表のまま掲載されることによる弊害がある。速報性だけではダメであり、批判精神のない記事ばかりを生み出すことになる。結果 人々が評価などを間違える可能性が大きい情報を伝えている。