9月に入り夜はエアコンを止めれる時間が生まれて来た。風呂に入り 汗を流した後エアコンで十分冷えると‥エアコンを止めることが可能な28℃程度になっている。都会と違い住んでる周辺には水を張った田んぼがあるので、吹く風が8月と比べて涼しく感じる。

 朝歩けば 花の咲いている稲もあるのだが、生憎昼一なので花は終わっている。よく見ていると白穂(しらほ)も比較的多い。猛暑が厳し過ぎて受粉が上手くいかず 籾(もみ)の中が空っぽのままの籾である。昨年同様 今年も暑さのため収量は幾分落ちるが、全体では問題になるレベルではないと思う。おじさんの住んでいる地区の収穫は今月末から10月初めである。それが終われば「秋祭り」となる。

 そんなことを見ながら歩いている時、兵庫県の顧問弁護士が知事への公益通報に居ついて「酒の席など・・は無効」と相談された際 県の担当者に伝えたとのことについて思い出す。勿論 酒の席とは言いながら・・正誤はあるが・・酔う前ならサラリーマンの世界では どこにでもある情報交換であるので、全否定するとは?と思っていた。やはり その道の大学教授からも 顧問弁護士の回答は即否定となる。ワイドショーに出演する弁護士でも 顧問弁護士の回答を否定する。しかし その後の話が同じ業界人と思われた。正直 ワイドショー出演の弁護士は 県が問い合わせの際 最初に酒席とでも入れたのでしょうか?と話を振ってくる。この種の話の持って行き方は 間違っている原因を兵庫県の顧問弁護士以外に求め・・弁護士の錯誤原因を作ったのは県の担当者と 持って行くやり方である。

 弁護士と言えども 同じ業界人 他人の仕事を全否定すれば、後日何かで関わる場合もあるうるので、追い詰めない。そんな時のため 機会がないとも断定できないので・・と感じた。どこにでもある話である。こんな配慮が出来ないと他の弁護士から覚えもない・言われなきようなスカタンを食らう。正直 どこに親戚・知人がいるとも限らないのがこの世である。恥ずかしながら おじさんも同様であり、それが大人と言うものだと割り切っている。

 それにしても 往生際の悪い兵庫県知事である。笑ってしまったのが 知事が返却しておけと伝えたが、総務部長によって おねだり品のコーヒーメーカーを保管したままで 返却し忘れていたそうで・・こんな茶番話を繰り返して乗り切るつもりであろうか? おねだりを知事が訪問先でしたことに変わりはない。この調子なら 議会の不信任議決に 辞職せず議会を解散し総選挙。そして再度不信任案を可決されるのを待つのだろうか。裸の王様の逸話と同じようなものであるが、王様に 子供の意見を聞く耳がないと言うだけである。

 公益通報しながらも一定の手順を踏んだのに、弾圧を受けたような仕打ちを受けた方を思うと残念である。懲戒となり退職金もなく年金のみとなる。どうして自ら死ぬのを早めたのかは分からないが、自宅ローンなどが残って清算出来なければ、自殺されるのも考えられる。しかし 自死された時期も百条委員会開催決定後である。経済的な要素のみならず 何らかの覚悟・義憤が心にあったとは思う。 

 公益通報者保護法を配慮せず、県知事が被疑者なのに第3者の委員会を立ち上げ捜査・判断させず、処罰を目的に訴えた者を直接捜査・処罰した。従って捜査を指揮・命令した兵庫県の知事と幹部とされる方々も同様の処罰を受けて当然と思う。公益通報と言う社会の是正方法がなくなれば・・正義実現の障害である。

 今回は公益通報のルールを確立する大事なケースである。百条委員会の活躍を祈念する。また 兵庫県知事は公益通報者保護法を遵守しなかったのだから、従来通りの主張をするしかなく・・反省なければ何処までも 同じ主張を繰り返すしかない。兵庫県民には気の毒だが・・間違いは是正されないと・・これ以降 国・県他の公益通報のルール・監視が歪んでしまうので 全国レベルの取り扱いなども致し方ない。