中国と言う国は品がなく 的確に答えない国であると改めて思った。今回の領空侵犯には中国機の航跡図が添付され発表されている。これを見る限り 領空外ぎりぎりを狙って飛んで、どこでスクランブルされるかとの確認であるとみなされるような状況である。最初の2週目にホイチョとばかり領空に侵入している。これじゃあまりに露骨で相手能力を図るような行動が明かである。相手のレーダーの特徴・分解能などが分かり、かつどこの基地から迎撃してきたかなど相手の能力も推し量れる。正直 普通に言えば「ちょっかい」を出しているのと同じである。一過的に錯誤して 横切ったなどの状況ではない。
機体は情報収集機。領空退去を求められ、領空を出た後も領空の隙間のような部分で再度小旋回。その後立ち去った様であるが行動があまりに確信犯的すぎる。昔のように航法・ジャイロにたよることなく、衛星測位(ナビゲーション)がある時代では言い訳は難しい。
これで記者会見で力いっぱい胸を張っての見栄ポーズで「各方面に確認中」「侵犯の意図はない」で済ます報道官とは何者であろうか?また 国内からも中国シンパの方々が・・機材の故障などと言い出すだろうが、そんな故障した機体で飛行するには領空がタイトな部分である。
日本側が航跡図を出している以上 内容に対して正確に答えるのが当たり前だが、一般論で強弁するだけである。中国と言う国は 国際社会で協調して生きる国なのか怪しいものである。礼儀を知らないと言うか?誠実さのかけらもない。YouTubeに出てくる中国人同様 自己主張だけは・・と思うと同時に「さすが中国人 マナーもモラルもない。」と思う事は同様である。
領空侵犯だけでは通常撃墜はされない。警告を受け退去すれば良い。撃墜されたのは昔ロシアのカムチャッカ半島を横切った大韓航空くらいのものである。大韓航空機の航路設定ミスにより生じたものであった。ロシアの領空を出る直前にミサイルで迎撃され、適正な警告などもなかったようである。ロシアは迎撃したことでさえ押し黙っていた。迎撃には航空機は高速かつ3次元的座標で移動するので、しっかり迎撃できる国は能力のある国に限られてくる。
自衛隊の手順では 無線で警告それでも相手が従わない場合は警告曳光弾射撃それから・・・非常にグレーな内容である。相手が武器使用した後はパイロットの判断となっている。おじさんは国際的に慣例となっている「強制着陸」をキッチリ追加すべきと思っている。相手の隠し事を暴く意味合いからも良いと思う。従わない場合は指示に従わないとして迎撃も致し方ない。
昔 ロシアのミグ25が函館に着陸したのだが、規定がなくて ベレンコ本人に亡命意思があり勝手に着陸したので 国会議員が騒ぎ立てているのを見た。国際法では認められているが、日本で強制着陸は特殊な場合である。
強制着陸させて 機体内部を調べれば良い。嫌味と言うか懲罰的に行うことが良い。以前 海南島事件があり アメリカ軍機と中国軍機の衝突後、米軍機が海南島飛行場に不時着したが、乗務していた米軍兵士は内部の機器を破壊して機体を降りた。返還された電子偵察機は不時着までに収集した情報などは抹消したと思われるが、中国側によって機体調査が行われたため、アメリカ軍は偵察システムの変更を余儀なくされたといわれている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E5%8D%97%E5%B3%B6%E4%BA%8B%E4%BB%B6
中国国防相の報道官は「深読みしすぎないで」と29日の月例会見で伝えた。そして「外交チャンネルで意思疎通を続けている」としたが、他国に厳しく自国にやさしいとの子供の発表のようで笑ってしまった。先の自衛艦の自国領海通過時に中国への連絡が必要などと、国内法と国際法の整合性が取れない状態でも 国内法を盾に強弁だけする。軍艦の他国領海通過は「無害通航権」で保障されていることである。いかに自国軍人あるいは 国境警備での海警職員などの国際法に対する教育・指導を行うかが問題であり、現状では信用を失うだけである。