久々に奥さんと飛行機で旅行することになったのだが、正直かばんを持っていない。1泊2日なので紙袋でも良いと思っていたが・・奥さんが承知しない。家の中を探せば 昔使っていたカバン類は出てくるだろうが・・なにせ20年以上前の品物である。おじさん昔は 出張族と言ってもいいようなサラリーマンだったので、アタッシュケース一つでどこにでも行った。替えのシャツと下着上下・靴下1組 そして打ち合わせ資料などをパックして、週の内4日はどこかに出かけていた。日数が伸びてもシャツ・下着類は2組までで ほとんどはホテル内で手洗いして対処していた。

 今も思い出すのは しばしば酔ってホテルに帰り、シャツと下着を着たままで風呂に入り 浴槽の中で 下着の上から石鹸でこすり、それから脱いで体を洗うこともあった。そして浴槽の中で脱いだシャツ・下着類を洗面台に入れて、温水を流しぱなしで石鹸分を洗い流し 干して翌日に備えた。自宅だと節水・ガス代などと奥さんから言われるが・・そこはホテル内の風呂であるので温水かけ流しと・・適当であった。

 今のように100円ショップ・コンビニが多くあれば、どんどん下着類は捨て替えてもいいような雰囲気であったが・・幸いにして田舎にはほとんどなかったので・・普通にホテル備え付けの石鹸で 下着は洗っていた。先に書いた通り 自宅と違い温水流しっぱなしなど出来るので、汚れは十分落ちていた。

 ちなみに出張あるいは個人で行ったことのない県は 青森・岩手・沖縄 3県である。そして出入りしていた県の県庁所在地で 宴席に参加しなかったことはない。

 そんな生活をしていたので、旅行中はパジャマなど着るような習慣はない。自宅でも冬は着るのだが 夏は・・ご想像の通りである。

 福岡・東京、大阪・東京間の飛行機の回数券をカードで購入して、出張先に合わせて組み立て、出張費を幾らか浮かして出先での小遣いなどにしていた。金券屋さんにもお世話になったが、JR神田駅まで歩いて電車利用するので、新幹線利用に限った場合が多かった。

 バブルの残光が残っており、余分な経費も認められた大らかな時代なので、おごり・おごられ・相見互いと言う空気が流れていた。おじさんも月に5万円ほどの会議費という名の接待交際費は認められていたので出来る限り使った。使わないと上司などから次年度の予算獲得上からも必要と・・仕事と金は 拡大するのが当たり前の時代認識であった。

 たまに帰省する場合は 東京―福山往復切符を買い、グリーン車で岡山で下車して帰省などしていた。東京―岡山間指定席より安い設定だったので 利用していた。全国を股に出張するので、新幹線の中での時刻表などでシュミレーション・料金調べなどをしているので、楽しく出張していた。駅弁ありのの、名所旧跡ありのの、地方名産ありと・・・上司の監視もないので・・楽しくはやっていた。またケチにやっても褒めてくれることもないので、小遣いの範囲で出来るだけリッチに楽しむことにしていた。

 昨年 昔の会社の同期が集まった際 初めてその当時のおじさんの行動・行状を話したら・・とんでもないと言われてしまった。皆さんキッチリとやっていたのが多かったようである。まあ その報いか? 貧乏老人になったのも仕方ない。

 おじさんは 過剰適応するタイプのようです。突然ですが 「老人性うつ」に注意しながら生きて行かないといけないかも知れません。子供に 極力迷惑とならない範囲で好きにしますので、ご高配ください。悪意など 元よりありません。自由なだけです。

旅行カバンの話を・・あらぬ方に飛ばしてしまった。本日も適当で・・一生治らないかもしれません。

投稿者

おじさん

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