ばあ様を看ていると「眠れない」と言うことが多い。果たして眠ってないのか?と考えると疑問が湧いて来る。今朝も8:30に台所(食堂)に出て来たのだが、第一声は「寝れなくて・・今起きた!」と来る。「明け方近くまで寝れなくて・・それから寝たので」と言っている。「少し寝れたので大丈夫だよ」と返事するが、内心は大丈夫と思っている。
今日も出かける予定なので 車を出しているところに外に出て来た。駐車場前の通路が濡れてるのに気付いて「少しは雨が降ったのか?」と言ってきた。昨夜は0時を回った頃から強い雨が降っていたので、あの風雨と音に気付かないということは・・ぐっすり眠れたことに間違いない。結構な音もしてたのに気が付かないとは・・大丈夫である。
医者から睡眠導入剤を処方されて飲んでいるので、実際寝れないはずもない。多分眠れないという夢を見ながら過ごしたとしか考えられない。ばあ様には言わないが・・看ていて気付く。
眠りについてはよくわからないが、ばあ様は深い眠りでなく 浅い眠りで過ごしていると考えている。おじさんも若い頃と違い長時間眠れなくなった。12時間など平気の平左で寝ていたが、体力が落ちて来るに従って長時間寝れなくなった。それに最近はお酒も飲まないので、酔いに誘われてのこともなくなった。酒で寝てしまうと2時間程度で寒くなって 起きてしまうのであまり良いとも思えない。
父が60歳手前で狭心症を発症した後 飲んだら即布団に入っていたのを思い出す。医者から酒を飲んでも 2時間後布団の中だと、アルコールの影響が抜けて体温が下がっても 発作を起こすことがないので、心臓発作を防止できると聞いたといい・・習慣を止めなかった。おじさんは 父の亡くなった年齢を超える直前である。
おじさんは寝れなくなると完璧に寝れなくなり、無理やり横になって羊さんなど数えてもどうにもならないタイプである。現在はキッチリ布団の中でいるので、なんとなくポカポカしているのでどうにかなるが、夏などは最悪である。奥さんの寝息と言うか?いびき いや大きな寝息が気になるが、起こしてはいけないと・・大人しく目を閉じて過ごしている。
疲れと眠り
おじさんは30歳前は石油精製などの現場で、数年3交代勤務などした後 日勤でスタッフ業務などして過ごした。その頃が最もよく寝ていたと思う。
30歳過ぎからは 発注者側の社員として工事管理・定期点検などをしていた。そんなこともあって付き合いで酒を飲むなど・・多分に渉外的な仕事をしていた。その頃から眠りが浅くなったように思う。バブル残光が残る時代であったことも影響している。酒の勢いを借りて酔って寝ていたことが多かったと思う。
おじさんは40歳過ぎた頃から 船舶の設計をしていたので、ほとんど終日座ってモニターを見ながらマウス・キーボードを触っていた。その為 仕事が遅くなった場合は風呂に入ってもリセットされず、寝落ちするのもなかなかとなった。多分 脳というか精神が高ぶっていたのだと思う。脳と体のアンバランスがストレスを生み、寝れなくさせる。
まあ 最近は仕事もバイトで適当 「ねばならない」などと思うこと無くなったのでそれなりに寝て起きて暮らしている。強いて言えば家庭菜園とバイトに関して義務感が幾らか「ねばならない」がある程度である。
ばあ様の歳になると・・暇すぎて・・やることもこれと言ってないので、人のやったことが気に掛かるのかもしれない。人生が長くなったことも 眠りと上手く付き合わないとストレスになると想像できる。
さてさて あの世に行く前に 楽しむためにはお昼寝一番 睡眠は大事です。