銀座のロレックス店を襲った少年達は、これからも続く人生をどう考えていたのだろうか?当たり前のことだが、人生は生きている限り続く。瞬間のみに目が行き・・この当たり前のことがしばしば欠落する。結果は犯罪者となってしまった。また行動確認も甘く、闇バイトで身元バレを最初からやってしまっているようで・・世の渡り方の未熟とも思う。
人間は不安を打ち消すのはどうするのだろうと考えると、経験したことに当てはめて安心感を得るのが大勢と思っている。就職・バイトなどする場合、履歴書を提出し、資格・免許などがあれば、内容を確認したいと相手から言われれば、免許写真・コピーを提出する行為が安易に出来るネット社会で・・さらに違法まがいの要求があると予想出来る状態で・・安易に納得して送ったもんだと思う。
それでも警察などに相談して、脅されても犯罪をしなければ何もない。その付近にも相談できる大人・親などがいなくて、選択をミスしたことが大きいと思う。本当に困った時 頼れるリアルな大人・知人を作って来なかった、つまり対人的稀薄な生活を組み立てたことにあったと推察する。でも 一般的には年齢から、飯を食べさせてもらっているから 生活が成り立っていることに気付くのは、無理かもしれないとも思う。親への目の向け方が悪いと、自分の置かれている立場が理解が出来ないのが当然である。親は生まれる子供を選べないし、子供も親を選べない。
おじさんの過ごした学生時代は、団塊の世代による学生運動の終焉時期であった。それでも 夜に出歩いていると警察から職質を良く受けた。バイク・車なら止められた。そんな環境と若かったこともあり、免許証見せてと言われても手渡しなどしない。法には「提示」とあるとして済ませた。逆に警察手帳を示せというような生意気な若造であった。その他・・いろいろあるが今は人の親なので話はしない・・品が無い様で 若い頃の生意気さが恥ずかしく書かない(書くべきかとも迷う)。
そんな時代を過ごしたので、ある種の厳密さを色々な面に常に持っている。細かいチェック、こだわりと言ってよいのかもしれない。免許証写真などを求められても、先ずは相手を確認してとの「対面」を基準に考える。この辺りは駄菓子屋で傷んだ品物を買ってしまい、口に含んだ瞬間 危ないと判断して吐き出すような、完全に品物を信用しないというか?生き残る技術を求められた子供時代を過ごしたことに拠ると思う。
おじさんが子供の頃の価値判断で言えば、「だました奴が一番悪いが、騙された奴もアホや」で終わる。「安全に生きる」のはヒト・モノ・カネを判断する技術が必要である。
今の若い方には このあたりの知識が不足のように思われる。衛生・安全などすべてが安定した環境で生活してきただろうし、対面して判断することに慣れてないのも一因と思う。対面しない相手を信用して、要求のまま行動する。
ディープフェイクでの画像合成なども出てくると予想される時代、対面とてリアルでなければ分からない時代である。リアルでも映画ミッションインポッシブルのように化けるかもしれない。既存でも仮想空間でのアバターもあるので、如何に個人の識別・認証・保証の問題はこれからもついて回る。
そんな中 闇バイトの記事を読んでいると、普段のバイトなどでも同じように要求されるので出してしまったとの記事が散見される。若い方といえども 慣習的な行動に従って安心して実行してしまう。人間は心の安定・平安を何処に求めるのかと思えば、過去そして経験を基準とする様である。
次の時代がどうなのかわからないのに?・・と思ってしまった。幸いおじさんの先は知れたものと確実なので、一応大きく変わらなくても、大丈夫だろうと高をくくっている。
撃たれる
常に周囲に目を配り、緊張を強いる「常在戦場」なる言葉があるが、そんなこと守れずはずがないのが現実である。そんなストレスいっぱいの状態で 住んで働けるわけがないが、大人であれば横に人が居れば気を緩めることはしないことである。
自営業をしていても、サラリーマンをしていても、常に後方から鉄砲で撃たれるような事態があったことを思い出す。後輩・先輩から 悪意はないと理解しながらも、下手な場所とタイミングで後方から撃たれ、足をすくわれたことを思い出す。
人間は見たいものを見て、信用したいものを信用するんだと 心の片隅に置いておけば、大きくトラブらないし傷つかない。最初から信用しないのも・・仕事・生活に支障となる! 痛しかゆしで生きていくしか無い様である。
奥さんに騙されて(?)早40年! 騙されてよかったのか悪かったのか?この世とオサラバするまで、考えないようにしようと決めてます。タラレバにキリがない事を知っていますから! もちろんと言っては何ですが、現状は概ね幸福です。ハイ!