昨日 バイト先の店長と話している最中、年金の金額の話になった。年金についてほとんど理解していないのに質問してくる。
年金は2か月に一度と言うことは知っていたが、具体的な金額などは知らなかった。勿論厚生年金と国民年金の区別も些か「?」である。
以前からの話をかいつまみ今回の話に合わせると・・・両親ともに農家として柿・コメなどを作って出荷、実兄と同居しているらしい。父親は若い頃は近所の建設業者の元で、日給月給での仕事をしていた。母親は近所の縫製工場で働いていたとのことである。そんな経過で両親の受け取っているのは国民年金である。
店長から厚生年金は月どれくらいと聞かれたので、自分の話とはせず 一般的にはと話をした。
平均年収550万円で約17万/月
平均年収400万円で約14万/月
平均年収350万円で約11万/月
これは若い時から40年間 掛け金を納めての年金額と平均年収の関係なので、香川だと良くて平均年収400万円以下ですから14万円以下ですかね?と答えた。
「月?に」と聞かれて「そうですよ」と答えた。「自分が今 年収500万超えなので大丈夫か!」と一人で反問していた。「でも40年間ですから・・まだ確実ではないです」までは言った。
「厚生省全国平均が夫婦2人で22万円・・このところの電気代に皆さんご意見が出ている通り・・みんなギリギリですよ。生活保護と大差なし。標準は専業主婦なので、店長のところは奥さんも働いているので大丈夫ですよ」と伝えた。
多分
子供が高校2年なので、ソロソロ大学進学について考えだしたらしい。親なればこその悩みである。老後と住宅ローン・学資などとの相関関係が 具体的に眼前に迫ってくる。
以前聞いてたお子さんは薬学部志望だと・・私立に行かれたら授業料などで150万円 6年間で授業料などだけで900万円は掛かる。諸寄付金を入れれば1000万円以上となる。住宅ローンと合わせれば・・相当キツイのも当たり前。
高松駅前に徳島文理大学の薬学部が 間もなく開設され、自宅から3kmと自転車通学出来るので、具体的に考え始めたのかも知れない。自宅から通えば何とかなるかと考え、同時に自身の老後も考えはじめたと思った。
国立大学薬学部でも、県外賃貸物件暮らしで仕送り・授業料で ほぼ同額である。
まあ子供一人を大学に進学させるのも並みのことではない。学部により大きく異なるが・・その「親のしんどいこと」は変わらない。まあ おじさんの子供もいずれ体験するだろうと、おじさんは思っている。
親ガチャ・子ガチャがありオマケに旦那ガチャ・嫁ガチャまである。でもお互いが信頼すればこ その関係も保てる。おじさん 子供に感謝を求めないが、次代の孫に引き継いでくれることを期待している。まあ 親なればそんなことも追々分かる話であるので、これ以上は書かない。
しかし 最後まで店長に、老齢年金に健康保険・介護保険・税金など天引きされるなどを知らせるのは、躊躇して言えなかった。実際の厚生年金受け取りは90%を切る数字となる。20万円だと控除は80%位の数字となる。サラリーマンより少し軽いだけで あまり変わらない。
老後は体の衰えなどもあり、一筋縄では括(くく)れない。まあ 時が来れば大半の方が体験する。それまでのお楽しみであるとして そっとして置くのが良いと思うことにした。