最近コーヒーをインスタントからパック式に変えたのであるが、おじさんの嗜好は冷めてからを優先し 銘柄を決めていたことに気付いた。猫舌という訳ではないが、熱いコーヒーをすすると言うか飲むタイミングより 冷めてから飲むことが多い。
カップ三分の一は入れた直後に飲むが、三分の二位は冷めてからである。ゆっくり何もせず 見てるようで見ていないような ボーとしながら5分前後を温かいコーヒーを楽しむが、それを過ぎるとパソコン操作したり、ほかごとをやりだす。
そんな訳で いつも冷めたコーヒーを飲まないといけなくなる。
65歳を過ぎ 健康維持と言うこともあり、年金生活に入ってお酒を週一程度飲めば良いとなった。酒・ビールにお金を使わなくなった結果、コーヒーに関心が向いたのである。現在はパック型コ-ヒー。パックの上部を切り取り、折りたたまれた紙を展開して カップに乗せお湯を注ぐだけである。そのくせに本格的に入れたものと味・香りなどはほぼ同等にブレンドされている。
独身時代 サイホン・ドリップ・エスプレッソを使って入れるなど、変なこだわりを発揮してきた・・考えれば こだわりと言うより、片づけなどに手間を掛けるのを半ば楽しんでいたとも思えてくる。
そうした結果が 普段飲むのはネスカフェの定番インスタントとなった。もちろんミルク砂糖は使わない。しかし 先日置いてあったものを見たら、中で硬く固まっていた。半年以上インスタントを飲んでいなかった。
現在はとあるブランドのコーヒーパック(一杯25円程度)を入れている。片付けが楽で、カップからパックを外して 流し排水口のゴムの上に置いて置く。コーヒーを飲んだ後カップを洗う際に、水分が抜けたものをゴミ箱に入れるだけである。
更に最近は更に変化し、温かいコーヒーより冷めたコーヒーを優先する場合がある。しばしば冷たいペットボトル入り無糖コーヒーを飲んでしまう。これも嗜好である。
銘柄
最初 口を付けるのは香りのたつモカなどが良いが、放置時間が長いので冷めてから飲むので香りなどは多少どうでも良くなった。コーヒー好きから見れば「お前が言うな!」と一撃で倒されそうだが・・嗜好品とお考えいただきたい。
冷めて飲むせいか モカ・キリマンジャロの如き 香りがよく酸味を感じるものより、普通のブレンドを飲んでいることが多い。
最近は種類も 主たる産地・ブレンド銘柄で販売されているものも多いので色々試せる。しかし近日は価格もブランドごとに値上げ幅が違い・・おじさんの貧しい懐を直撃してくる。
待ってくれと言いたくなるが・・小さなおじさんの声など届くこともなく・・値上げされていく。20%を超える値上げもある。
ささやかな楽しみも・・ああ 末法の世である。世知辛い。