以前計画していた時は 80台までと考えていた。先日 市内のご高齢者リストが公表された。
これを見ると人生100年!が見えてくるようなリストであった。それでも男は短命なんで90台までかとは思う。
おじさんの祖母は「長生きすると 恥をかく」と言っていたと ばあ様から聞いた。
どうにか お金に困らない老後を送るためにどうするかを考えないといけない時代になった。
今の高齢者は90歳超の人は珍しくありません。これから順次、高齢者の仲間入りをしていく60歳以下の人たちは、90歳超、100歳超は当たり前という前提でマネープランを考えたほうがいい時代になりました。
先日 奥さんが一人になったら ワンルームで暮らしたいと また言っていた。
横で聞いてて 以前教えたのをまた忘れてる!としか思わない。ストレスを持ってくるな!
以前奥さんに教えた内容は 「滅多に老人の一人暮らしに部屋を貸さない。もし孤独死したら・・・不審死の疑い。下手すりゃ事故物件扱い。警察が来てテープ張って規制・・・」と言うこと。
おじさん死んだ後なので どうでもいいので「好きにすれば!」と言っておいた。
未来予想図
人生が100年以上になると、マネープラン的に次のような問題が生じます。
(1) 現役引退後(セカンドライフ)の長期化
老後の生活費の柱は公的年金ですが、給付額は徐々に下がり、年金開始年齢も遅くなりそうです。
従って セカンドライフが長くなるほど、老後資金として準備する必要な金額が増えることになります。
法的に定年延長や定年後の継続雇用、高齢者の働く場が充実してきているので働き続けて収入を得られますが、何歳まで働けるかは不透明です。
(2) 入院が増え医療費が増大
年をとるほど、病気やケガで入院する可能性が高くなり、入院日数も長くなる。
現在は介護保険にて何とか維持していますが年々掛け金が上昇しています。
公的健康保険の財政は厳しく、未来は 高齢者に対する手厚い給付は望めません。
おじさんも思っていることですが 高齢者はピンピンコロリが 現役世代の負担を少しでも軽くすることと思います。
手厚い給付と医療を望んで 寝たきりの長生きは程々にと思います。
(3) 人生最後の数年も介護状態は避けたい
80歳を過ぎると程度の違いはあっても介護が必要になることが多く、最後の数年は寝たきりや認知症など要介護度が重くなる可能性があります。
医療技術が進歩して、認知症や寝たきりなど要介護の重度化を防げるようになればいいのですが、現段階では未知数です。ですから、自分自身で介護費用の準備が必要になります。
老後対策
これまでの老後資金は、主に生活費、住居のリフォーム代や住み替え費用などの住宅関連費用、死亡整理金(お葬式代・お墓代・相続費用など)で構成されていました。
基本的にこれらは変わりませんが 現在も続く晩婚化が子どもの結婚・住宅取得の援助などは「?」になるかと思います。
しかし、これからは、長生きする分の生活費、健康維持費用(サプリメントやスポーツクラブの利用料など)、医療費、介護費用を考慮しなくてはいけなくなります。
おじさん達も節約し、残してあげたいとは思いますが こと健康により左右されますのでこれと言ったことは確約できません。
おじさん達は子供の学費それなりに負担しましたが、現役世代では「?」が付くと思います。
多分 孫が「情けない状況」ならば 今の現役世代では教育費について再考すると思います。
孫世代も心して考えないといけないと思います。学費はアメリカ型になるのかも知れません。
現役世代のマネープラン
生きていれば必ず訪れる老後。お金がないと豊かな老後生活は送れない。
余計なお世話かと思ったが 現行の現役世代が長くなりそうな老後を生き抜くには、どんなマネープランを考えればいいのか考えてみた。これ おじさんの反省点でもある。
(1) 現役時代に資産形成
共働きや副業をするなどでお金を稼ぎ、節約も実行してお金を貯める。貯めたお金に働いて稼いでもらう資産運用もした方がいいと思います。
ただし、働きすぎて体を壊したり、節約のしすぎで生活や家族関係,人間関係に支障などないように勤める。
また健康の維持の基本は食生活 贅沢はしなくても偏食などは要注意です。
過ぎる嗜好品も健康を害します。おじさんも 友人で「酒」「たばこ」が過ぎる生活は良くないことを見て来ました。
最後に 個人の直接的責任ではありませんが 日本の政治家と官僚が経済のかじ取りを間違えて ハイパーインフレを招いたときは 貯めたお金の価値が急落するので、努力が水の泡になる危険性もあります。
(2) 生涯現役
生涯現役というわけにはいかないかもしませんが、生涯現役を目指して 体が動くうちは働き続ける覚悟を持ちましょう。
そのために、資格取得,独立起業など、若いうちからチャレンジし、老後も意識したキャリアプランを実行しましょう。
(3) 不労所得
最後の十年間は働くことはままならない状況になる可能性が高いと考え、働けなくてもお金が入ってくるようなしくみを作れたら 作っておくと良い。
稼いだお金で 不動産投資して賃料収入あるいは株式配当あるいは債権収入が入るようにする。
何かの商売を起業して自分が 直接働かなくてもお金が入ってくるようにする。
本の執筆などの著作権収入が得られるものもいいかも知れません。
近日 カーシェア運営会社の詐欺もどきが出てきました。正直こんなのに引っかかるのは欲に溺れています。欲張り過ぎず じっくり考えて投資してください。
マルチタスク(並行)
この3つのうちのどれかに絞るのでなく、やれることは並行して実行です。
どの方法にもリスクがあるので、それをヘッジする意味で1つに絞らない方がいいからです。
この他に、思いついたことがあれば実行を考えるべきと思います。
激変する世界と老後時間の長さから 1つの仕事で生涯を過ごせる収入を確保するのは難しいと思えます。
つまりは、収入源をたくさん用意しておくということで、いわゆる複数の仕事を持つ「複業」のススメです。
政治への関心
政治に関心を持つことも大切なことです。老後の生活は、年金にしても医療にしても介護にしても、社会保障に負うところが多く、その内容をよくするのも悪くするのも政治にかかっています。
お金のところでも言いましたが 政府が「かじ取り」を間違えると 庶民が苦しみます。
特に、子供の世代 20代・30代の人は、政治に関心を持たないといけない。50年・60年後の老後の豊かさを勝ち取る努力をしてください。
おじさん達は「団塊の世代」が今も政治に口を出し、影響力を維持しようと頑張っているのを見ると不安になります。
判断の基準は みんなが賛成あるいは反対するからではありません。制度,慣習,法律など検討し、人として正しいと考察してからです。多数少数だけではありません。
余談ですが ツイッターで 日本学術会議に関して ある方から「学者の国会」との会議側からの説明に 投票できないので「全人代」とのコメントがありました。
若手の学者(とある大学の准教授のようですが)の素直なご意見、的を射抜いてると思いました。
「民主的か否か」の観点が抜け落ちていることを 軽く的確に批判しています。
まあ おじさん小市民なので いつも流され適当ですが・・・全ての世代が豊かな人生を過ごすことを祈念しています。