誰に聞いても円安を止めるには 人口の減少に歯止めをかけ、生産性を改善し、賃金を上げて成長力を回復する。そして巨額の財政赤字にメスを入れて財政を健全化することが必要である。
・・と2行も書けば終わりそうなことしか出てこない。おじさんは これらに抜けているのは、基本的には泥臭いというか実施すべき事柄が明確でないことと思う。政策によっては圧迫される方も多く、また結婚観・人生観など時間をかけて元に戻さないと行けないことも多い。世の中そんなもんだと口で言うのはたやすいが・・なんとか 巻き戻さないといけない。
おじさんは「麦価」「米価」などありとあらゆるところに、共産的思想にも似た日本人の共同体意識があるように思う。麦価コントロール・燃料価格コントロール等のため、諸外国に比べれば物価変動は小さい。データを見ても変動は 諸外国10%が日本は2%である。悪いインフレと言いながら上昇率は まだ適正範囲程度に留まる。大きく賃上げしなくても・・平均給料以下で豊かとまでいかないが・・ブランド品は持てないが、それなりに暮らせる。
大企業は内部留保で問題なく賃上げが出来るが、多くの労働者を抱える中小企業はそうもいかない。税制などで中小に資金余裕が生まれること、あるいは合併による企業規模拡大が考えられるが・・現実は消費税のインボイス制度移行など中小には、実質いじめが横行する。これではなかなか中小企業での賃上げは無理である。
アメリカの如くガソリン税一時免除に 与野党が反対と「自由」を理念として反対される。まあ日本はどっちつかず 過渡期の状態である。正直 国体・国民が違いすぎ、比べるのが間違いとまで思う。それにアメリカはドル高を自国内インフレ抑制に利用したいと思っているようである。輸入品価格が抑えられ、消費者物価に効いて来るから当然である。
それに円安で収支を計算すれば・・面白いことに気付くと思う。最新月の収支を探して、明日にも書きたい。それにしてもマスコミとは 片腹痛い人々である。
賽(さい)の河原
賽(さい)の河原の石積同様である。積んでも積んでも終わることがないようだが・・人口減のダウンサイジングは 無理やり日本全体を低いレベルに押し込んで行くようでもある。
この世は無常の世界です。親が先に死んで子供が後に死ぬとは決まっていません。
死も万人に平等ですから、子供が先に死ぬこともあります。
親よりも子供が先に死んでしまうと、その子供は、三途の川のほとりの賽の河原に行くことになると言います。賽の河原では、「一つ積んでは父の為、二つ積んでは母の為」と石を積んで、仏塔を作ります。
石を積んでは鬼に崩され、石を積んでは鬼に崩されが、いつ終わるともなく続きます。
なお 話は逸れるが、おじさんの父は死ぬ前に、自分と親族の早世した者を天国に連れていくと言っていました。その為 叔父を含み早世した皆は 賽の河原を引き払い、天国に行かれたと思っています。
今の経済状態は賽の河原と思っています。なかなか難しいと思います。勿論 おじさん先に逝くのが当然と思っているので・・まあ 迷惑を掛けぬように、社会の片隅で 適当に暮らす覚悟です。