おじさん 本日はドジをして自治会配布文書の投入先ミスをして、投入先に伺って回収をしてたのだが・・年寄りは暇なためか?会話が弾み過ぎて・・仕事にならなかった。その中で突如戦艦大和の話があり、大和沖縄攻撃の前に呉で機関銃などを増設された話となった。理由を聞かれ、戦艦も航空機で攻撃され撃沈される時代となっていたことを話した。それは日本が戦争に突入した最初に実践したことである。こんな話をしながら、おじさんやはりこの戦争でアメリカと日本の技術格差について話してしまった。お互いミリオタではないのだが・・朝一から長い話をしてしまった。
おじさんは 戦後しばらくアメリカが近接信管の実用化していたことを隠していたことを話した。おじさん特攻機などの多くが撃墜された原因でもあり、基本的な戦闘での 優位性が違っていたことに注目していった。その要素が近接信管である。アメリカではVT信管と呼ばれる。
近接信管とは 砲弾が目標に直接命中しなくても、一定の距離まで近づくと自動的に起爆する信管です。第二次世界大戦中にアメリカ海軍で実用化されたものである。従って 対空砲火において直接当たらなくても 命中率を飛躍的に向上させた。この実用には 発射時の加速・衝撃に耐える超小型真空管の開発とその回路が埋め込まれた砲弾の開発があったからである。このため直接当たらなくても・・相手を撃墜することが出来た。それまでにあった設定時間で爆発する時限信管とは決定的に異なった。時限信管なら相手との距離から撃つ前に設定しないといけないが・・近接信管なら打つ前の調整もなく、打ちっぱなしで事足りる。これは発射速度などにも影響する。
戦闘時 多くの砲弾を発射すれば砲身は加熱され、時間間隔を置かないと砲身内部で砲弾が爆発するなどトラブルが発生する。発射に火薬を使う全ての火器における欠点である。機関銃などでは銃身トラブル時に交換できるように 1000分の3程度の公差に部品精度を保つなどする。ところが砲弾自身が航空機近くで爆発すれば、発射する弾数も減らすことが出来るので銃身交換なども少なくなる。
この辺りの小さい技術格差が大きく 戦闘結果に結びついたと考えている。従来は時限信管で目標の未来位置を予測し発射していた命中率が0.02%程度であったが、近接信管により大きく向上したとされるが、今までに正式な命中率の発表はない。1943年1月、軽巡洋艦ヘレナが99式艦爆機を撃墜した。これが近接信管(VT信管)による初の戦果であった。

その辺りからは 日本軍も戦闘機燃料タンクの防弾化など推し進めるが、合成ゴムが無かったので防漏ゴム板を翼の下面に張り付けた一式陸攻などもあった・・一式陸攻は先進的な翼内インテグラルタンクを備えて 長大な航続距離を誇ったが・・この時期から 色々な細かいところでアメリカとの技術格差が顔を覗かせる。
そんな訳で・・おじさんは 日本は負けるべくして負けた様に思っている。
最後に余計なことであるが・・対艦ミサイルを戦艦大和に打った場合、上部構造物である艦橋などはぐしゃぐしゃにやられるが、船体喫水上部・砲塔などは徹甲材500mmで作られているので貫通出来ない。軍艦と兵器の設計・運用思想が基本的に異なるのである。