今朝のモーニングショーで東北・北陸などの雪の駅前風景を見ながら・・大変な生活をされているのだろうと、昔を思い出しながら見ていた。今も思い出すのは 金沢市内に融雪装置の水溜まりが多く、革靴でどこを歩けばいいのだろうと躊躇したことである。またその頃はスパイクスノーを履いた車も多かったので、横断歩道などの線が無くなっていることが多かった。
そして 日本海沿岸は どんよりと曇った冬の空が定番で、海も灰色の一色で 冬の風景全体がモノトーンのように感じた。ある時 金沢出身の知人から 座敷などの壁の色で 鮮やかな青や赤はそんな風景に暮らしているので、選ばれたとの話を聞いてなるほどと思ったことがある。
おじさんの仕事は油槽所などの建設とメンテナンスが中心であったので、金沢港の一角にも会社所有の油槽所があり度々訪問していた。敷地自体が埋め立てられた砂地であり 砂が北の風で飛ばされてサンドブラストの様な状態になるので、塗装表面があっという間に削られて行った。港に伸びる配管も同様である。そんな環境なので・・鉄製のタンク・配管が錆びるのが早いのである。これは 山陰地方から東北秋田まで続く砂丘のある地域では良く起こる現象である。当時上塗りは 塩ゴム塗料などが標準であったが、ウレタン上塗り塗料、エポキシ系中・下塗り塗料が登場して間もなかったので、各塗料メーカーがお試としてネタを安価に提供して 業者監理も協力してくれた。勿論 おじさん達は飛びついて使用して それなりの結果を得れた。それがエポキシ系中・下塗り塗料である日本ペイント 略してニッペの「ハイポン20」である。
先の自治会公園の子供用遊具のペンキ塗りに、懐かしいニッペの「ハイポン20」の名前が飛び出した。相当期間 上塗りするまでの期間が長かったので・・昔は1週間以内に塗らないと 表層に雨が当たり、表層にアミン系化合物の膜が生じて、塗装1年ほどで膜状に上塗りが剝げるのを おじさん経験していた。それでも若い子が これが良いと選んだことだし、昔から言えば改善されているだろうと・・経験したことは 黙っていた。更に言うとおじさんの家では ハイポン20を納屋の亜鉛メッキのトタンなどに塗っているのだが、約25年近く経過して来たので、塗料が膜状に剥がれだした。昔ニッペの営業マンから 役得と言うのか 安価に貰った資材である。いい塗料とは知っている。
年寄りは知っていても 若い衆に黙って経験して貰ったり、時代と共に改善されてることもあるので、口を出さない方が良いと思っている。塗料の値段は25年前とあまり変わらなかったが、20の横には ファインという新たなバージョン付記があり、更には50と言うバージョン名も生まれていた。おじさんが現場で仕事をしていた時代から早30余年・・時代は遥かに過ぎている。でも 値段が大きく変わらない・・・
日本は 長期デフレだったんだ!