おじさん この正月にショックを受けた出会いがあった。初詣の際 獅子舞の横で椅子に座っている同級生を見かけた。「おーい」と声を掛け手を振るとおじさんの名前を呼ぶので、奥さんが驚いていた。奥さんから聞くと 昨年母親が無くなって以降 病状が進行しておかしくなったそうである。病状としては認知症の初期のようだと想像できた。笑う同級生の顔に 精気と言うか?力強さが余りなかった。
昔から獅子舞が好きで、大晦日に神社に奉納する獅子舞を楽しみに来たとの話である。この同級生とは 子供も同級生であり、お互い子供も結婚して孫もいる。おじさんと同じ様な家庭環境・境遇である。そんな状況で奥さんからの介護を受け始めた幼馴染に衝撃を受けた。話していると人との記憶もあやふやで おじさんが手を振っただけで笑顔になり、名前を言えるのも少なくなったらしい。おじさんの後ろから 吉田君が来て、彼は確か工業電気科まで同級生であったことを思い出したが・・吉田の名前が出て来なかった。
70歳になれば 15人に1人ぐらい認知症が出て来るとは聞いていたが・・実際に同級生に症状が出ているのに初めて接したショックは大きい。行き着く先を見たようで・・正直いい気はしないが・・先日の入院などに伴い考えたことなども有り、やはり70歳は一つの節目に思えて来た。
一休禅師の「正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」と思い出し、「じぶんは この世とあの世のあいだで、一休みしているだけなのだから、なにがあろうと わが道をいく」と人それぞれに生きれば良いと思う。そして最後は「大丈夫だ、心配するな、なんとかなる」と・・一休禅師の言葉を思い出す。
そして 兼好法師の「「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり」と思いだし、よくぞ先達は・・と有難くもあり、逆もあるのかと・・思ってしまった。 そうだな!・・おじさんも何とかなりますよ!・・と自分に言い聞かせて、この先に歩を進めることを この年始の出来事は 発心との気付きと思えた。