只今 米価が高くて庶民は困っている方が多いと思うのだが、現在の農水大臣はお米券を配るとワンパターンを繰り返す。本質的にものが高いので おこめ券を配布しても米価が下がるわけではない。米価を適正範囲の3千円台に戻してほしいのが 真の消費者の願いだが、お米券配布では割引券のような効果で、米価を実質下げるものでもない。

 金券だけ渡して 不満を持つ庶民の口を黙らせると言う効果において意味があるだけである。主婦が金銭的余裕を持って、実質は同じと割り切るに違いない。女性と言うか奥さんも同じような筋が違っても・・実質は・・と来ることが多い。

 これ以降の米価について市場原理・経済原則に基づいて変更されていくようには考え、話しているようだが そのスピードは1年周期と見込め、その遅れは周回遅れと言って良いレベルである。その間に値下がりするようなことがあれば、卸などが決算期前に損切りするとしても 3月頃になれば 相場も動くと見込める。そうなると卸売り業者は 国が引き取ってくれと言い出す。どの口が言うのと思うが、金策に誤ればそうなる。

 おじさん家(ち)購入するのは縁故米なので 現在の市況価格にはならないのでほとんど影響はない。そんな訳でスーパーでも見るだけだが・・先日 輸入米がスーパーで積まれていた。国産米が高値のままであれば、輸入米が入って来る。価格形成を市場原理に求めた農水省は・・輸入に対して制限を設けにくくなったし、農家が年間の生産する量を決める際に、輸入があると考えれば増産は楽観的には考えられない。それなりの抑制をしなければと 考えることは当然である。そんな訳で益々農業は流動的になる。

 また 価格設定に疑問あり・・令和6年産の米も、5キロ4000円オーバーである。仕入れ時はどうか?と考えれば 今年の仕入れ値は60キロ 3万3000円前後だが、昨年は2万2000円くらいだったはず。黙ってキッチリ吹っ掛けている。今年よりもずっと安い価格で仕入れた6年産米を、新米が高騰している今 紛れ込ませて、売り上げを伸ばしている。卸が汚いのか?店が汚いのか?適正価格で出せと言いたい。

 先の小泉大臣では増産に向かって舵を切り、その後の輸出などは 改めて何とかすると言うのが発言であった。鈴木大臣は減産するなとは言っているが、海外の市場が開発できるまで増産には舵を切れないとの現状維持発言である。さあどちらが正解と思われる? 大過なくとサラリーマンなら舵を切れないと言えば 皆納得してくれるが、自営業など顔とネゴシエーションで生きてる者ではそうではない。政治家は後者の世界で生きていかないといけない。どうにかと この両者の間を取れば ヨーロッパ・アメリカ同様の農業に対する補助金しか策は無くなると思われ・・行き着く先は同じようなもの まあお好きにと思ってしまった。

 あんたが大将!

 11月17日 ブランド米の値段が 5000円を超えたとの話題が、羽鳥慎一モーニングショーで取り上げられていたのだが、そこに寄せた玉川氏の言ったことに違和感を覚えた。「米には炊飯器がいるが、パンには必要ない」ということである。炊飯器は必須なのか?というものである。米などは十分吸水させれば ラーメン作る片手鍋でも 火加減さえ操れば焚ける。パンなどの原料である麦は製粉しないと使えないし、発酵させないとパンは焼けない。どちらが手間を掛けて消費者の元に来てるか分かっていない。パンとの比較に出すなら パックご飯である。

 今日も 平和な日常風景であった。

投稿者

おじさん

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