自衛隊の監視により中国空母の航跡が明かになったが・・正直 日本EEZ内外でやることもあるまいにと思った。艦載機の発艦着艦を見せて 回数記録されている。アメリカ系統のエンジンと比べてメンテナンス期間が短い上に 空母にエンジンテスト設備がないので(アメリカは艦尾にテストベットあり)一定の時間が経てば・・無理して艦載機は飛んでいることになる。

 洋上給油から始まり物資補給の有無などもあったのかどうかも気にかかる。艦隊同士の決戦などは過去の話であるが、長期間に艦隊運営できるか否かが問題となる。正直 中国の艦隊構成は短期間の活動は可能とは思うが、正面装備と言われる艦艇が多くそれをサポートする側の艦艇は少ない。輸送艦・給油艦・病院船など後方支援が足りない。これでは インド洋など一月ほどかかる地域での展開は出来ない。艦艇が寄港できる港を確保してと考えているのであろうが・・寄港していては「速さ」が足りない。

 昨日のニュースに海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が 今月12日に台湾海峡を通過していたことが分かった。複数の外交筋が19日明らかにした。台湾への軍事的圧力を強める中国をけん制する狙い。中国軍戦闘機による海自哨戒機への接近事案が7、8両日に発生した直後で、日中間の緊張が高まる懸念がある。たかなみは南シナ海に抜け、フィリピン海軍との合同軍事演習を実施した・・・・。

 この記事を読んで しれ―とやってしまう日本を心強く思った。相互主義が外交の基本である。人の庭先で勝手気ままなことをして、たわけたことを言う奴には キッチリ返すのが良い。日本が領海内でも国際海峡と許した津軽海峡などならいざ知らず、規定されもしないトカラ海峡を抜けても言いたい放題・・おバカにはそれなりの対応しないといけないと思っている。ちなみに 中国以外は台湾海峡は国際海峡としている。

 少し前にあった 中国調査船(左上)の救助要請で着水した海上自衛隊の救難艇派遣についても問題と思っている。救助を求めた中国調査船 直前には日本のEEZ内でワイヤーを引きながら 無断に調査していたということで日本側は抗議している。また救助を求めた位置から200km(艦隊スピードなら5時間以下 広島からPS-1なので約4時間 往復するので治療開始出来るのは?)ほどに中国空母遼寧はいたが・・動いていないようである。空母はそれなりの病院設備を備えているはずだが・・自国の公船乗組員も助けないのか?コンプライアンスが狂っているとしか思えない。

 海保によれば、中国調査船からの救助要請は今年に入り、2件目。令和2年から日本最南端の沖ノ鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)での活動が判明するなど小笠原周辺では中国船の活動が活発化している。

シーマンシップのない国との付き合い

一考を要する

投稿者

おじさん

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