まさかなことに 30年ほど使っていたCADでの操作など多くのことを、最近おじさん忘れてしまっていることに気付いた。仕事を辞めて丸4年を過ぎただけなのに・・・と思い 半ば情けない気持ちになる。人間多くのことを惰性でやっているから こんなことになるのか?とは思い始めた。常に繰り返していればよいが、どちらかと言えば CADを感覚的に使っていたため、意識した操作が少なかったことが原因と考えている。設計は 頭の中で組み立てた立体を 図面で他人に伝えられるように描くだけなことが多く、CAD入力操作自体で考えてしまうことなどあまりなかった。あくまで感覚的に操作していた傾向が強い。
現在 自治会関連でエクセル・ワードなどを使っているのだが・・まず操作に迷うことも無く、関数組み込み・修正などについても問題はない。CADだけは継続して使っていないためか・・忘れているのか・・ボケたのか? 原因は不明なれども変である。しかし 今更ながら覚え直そうとは思っていない。おじさんにとっては CADは 包丁・箸と同じで料理して食べるための道具であり、意識して使っていなかったのが原因と思う。
設計では基本的に繰り返すことが多かった・・キーボードとマウスは画面を見ながら 手元を見ずにブラインドで自然に動かしているので、ほとんど無感覚で仕事していた。そんな生活を30年もしていた。そんな生活をして来たので、普段 右手の人差し指と中指は幾らか麻痺した感覚がある。職業病にと言っても違いではないとも思い、使い過ぎたと思っている。そんな理由で 野球ボールなどが投げられない。子供とキャッチボールなどは コントロールに難があるのでほとんどしなかった。細かいコントロールに難があるのである。30年近く酷使して来たので仕方がないと諦めている。
人はスポーツ・仕事などで 多くは痛めたところがあり、過去に無理を掛けたところが年齢の経過と共に蓄積して傷となる。そしてスポーツ・仕事などが終わり、長いインターバルが過ぎる間に癒えて感じなくなる。成人病なども同じで 好きで嗜好が固まり 長く続けた習慣・食生活などが影響して症状が出てくる。これも「まさか」な事に気付く始まりでもある。
奧さんが間もなく 白内障の手術を控えている。そんなことを先日知人と話していると 彼も片眼、彼の奥さんも両眼を手術したそうで・・結論は「長生きするから・・」に収まる。彼から 手術後 最初の1日は視界に赤みが混じり どうなることかと思ったが、翌日にはクリアに見えたとの体験談を聞いた。そして彼からも 30万円程を掛けて2焦点レンズにすると、近くも遠くも見えると聞いたが・・今さら片眼を直してもと思い しなかったそうである。そして彼にとっての「まさか」が 自身の手術直後に奥さんの白内障も判明しての 両眼レンズ交換であったとのことです。しかし おじさんは友人の片眼だけ白内障という症状が「まさか」と思える。
まさかも 人それぞれ