ばあ様 昨日は風呂のお湯が多いと奥さんに言ったらしく、その言い方が奥さんには カチンとしたらしい。どちらもが歳を取って来たので 短気で怒りっぽくなったと言うのが おじさんの正直な見立てである。その癖 お互いの悪い所と言うか?癖・性癖が見抜けてない。

 以前にも書いたが おじさんは婆さんに育てられたので、食事の際は正座して 茶碗も箸も正しく持って行儀よく食べないとすぐに婆さんから手をつねられ、太ももを叩かれるなどした。ところが 婆さんの子供であるばあ様は、食事中の箸遣いでの行儀が悪いところがある。嘗め箸・引箸などをしばしばやっている。おじさんは婆さんが子育ての頃は 生活するのに忙しく、なおざりになった為と思っている。そう思っているので今さら取り立てて、ばあ様がどうこうと言うつもりもない。

 考えれば ばあ様が奥さんは同居して積算年数30年以上でやっと気づいたのか?ばあ様の世話に手が掛かるようになり いささか上からの目線を手に入れたようで・・風呂の湯量が多い少ないとばあ様が奥さんに言った2日後に、奥さんが ばあ様の引箸を見て驚いたと言ってきた。おじさんなどは 逆にこれまで気付いていなかったことに驚いた。怖い姑(しゅうとめ)と思わなくなって来たためかもしれない。奥さんが 家庭内で主導権を得たとの自信が出来たと思った。

 最近 ばあ様から昼食を作る際、声かけ・メニューなど話して、冷蔵庫などの中身を考えておかないと・・作ることに迷うようで・・昨日もお好み焼きとのことで、粉まではばあ様がして それから焼くのはおじさんが担当した。ばあ様も歳のせいか?全体を見渡して作業を計画するのは怪しくなった。その辺りを助ければ・・自分でごぞごぞ行動出来るので問題はない。

 先日 ばあ様の同級生が近所のケアホームに入った後、数カ月で亡くなった話題となった。食事その他が 上げ膳・据え膳の生活の話となり、老健施設などにで入れば・・・何もすることなく無為に一日を過ごすことになる。そうすればやはり人間ダメになるのでは?とばあ様にぶつけた。膝が多少痛くても  動いて炊事するとか?草を抜くなりしてれば 見方も考え方も変わっていく。そんな変化が大事だと伝えている。

 昨日 車検の費用を支払いに車屋に行った際 車屋のおじさんが95歳で亡くなった話を聞いた。しかしばあ様には黙っている。死因を聞くと誤嚥性肺炎を発症し、点滴生活となった。点滴を打つ際 昔からのたばこ好きの影響か 血管がもろく治療に病院は苦慮していた。そうこうしてるうちに基礎体力が落ちてダメになったそうである。

 年寄りは一寸した事でつまずく。この冬を無事乗り越えられるように、おじさんは ばあ様を手助けするだけである。それにしても もう少しばあ様のズケズケ言う口が減れば、奥さんのストレスも減ると思うが・・そうもならないのが人生である。食べるものが噛めないというので、いつも歯ごたえがあまりないように煮た料理に努める奥さん。もう少し ばあ様も奥さんが努力しているのを理解し行動をするほうが良いと思うが・・なかなか難しいようである。

ばあ様 今日も元気に好き勝手

投稿者

おじさん

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