おじさんは自営業だったので、おじさんが厚生年金を掛けていたとは 多くお方からは思われないようである。今朝も 散歩途中会った先輩の一人から、仕事してるのか?と聞かれ、年金プラスアルバイトだけですよと答えた。そうしたら 国民年金では厳しいだろうと言われた。「いいえ 厚生年金ですよ」と答えると・・「そうなのか?」と突っ込まれた。
自営業で暮らし始めて 幾らか余裕が生まれた時、普通は国民年金だけであり おじさんが死亡した後 子供・奥さんの生活をどう支えてやれるか? また自分の老後はどうするかと考えた。生命保険・個人年金を掛けて・・は常識であるが・・死亡保険金で数千万を得ても 子供の学資などを考えれば何時までも持つかである。そんな中で継続的に支えてやれるのは「遺族年金」と思った。その為には 厚生年金を掛けていないと制度上無理であった。国民年金では遺族年金は出ない。いまもそうなのか?と現行制度を調べたが・・変わりない。
また健康保険を考えると 基本的に国民健康保険は個別であり、個々に掛け金が必要となる。逆に 政管健保などは被保険者の家族も一気に加入でき、扶養家族が増えても費用増加もない。また国民健康保険では退職した老人などが多いため、普通に仕事して給料取ってれば・・いやと言うほど負担がのしかかる。そんな訳で掛け金のコスパが良いのは、厚生年金を掛けて政管健保が良いとなった。
チョット話が外れるが、将来おじさんが亡くなった後は 奥さんの年金を確認した後 健康保険に入れてやることを 子供は考慮して欲しい。厚生年金&健康保険組合・政府管掌健保であれば、子供自身&奥さんの負担無く、健康保険に加入できる。しかし奥さんがその時75歳を超えて介護保険なら、奥さんへの配慮は要らない。
話しを戻して・・・そんな中 厚生年金加入事業者の緩和が行われ、おじさんのような小さい会社でも 制度利用が出来るようになった。
そんな経過から、事業者負担は増えるが厚生年金制度に加入して老後などに備えることが出来るように会社を設立し 制度加入した。元の勤務していた会社を退職してから1年半後、無事厚生年金に復帰した。一緒に会社を設立した義兄は 当初反対したが・・賛成してくれ、現在は後期高齢者となり、厚生年金をもらって満足しているようである。ドンドン減っていく貯金通帳を見ないで済むのは 精神衛生上良い。そして・・・
死ぬ直前まで 年金があるのは心強い。
一生涯 健康に恵まれ命そして生活の危機がないのであれば・・考えなくても良いことが多い・・しかし 人間そんなにタフでも 死ぬ直前まで病気一つしないことはない。覚悟で済ますか?対策を考えるか?の差である。おじさんは 最悪現役中に倒れ死亡したケースの解決策として、家族が遺族年金の貰える厚生年金加入を選択した。今は無事この年まで生きることが出来たので・・ラッキーと思っている。
知人の自営業者の一人は 今月から年金を貰い出したことを聞いた。彼は個人年金にて対処したそうで・・国民年金だけでは足りないのは分かっていたので 保険会社の年金はあたり前・・年金基金・消防団員の年金制度まで利用して積み立てたそうである。各自自分の立場を利用して 努力している。