控除178万円について 国民民主党にあてもなく数字を挙げたことへの批判をマスコミが出しているが(朝の羽鳥慎一モーニングショーでやっていた)・・良く考えてほしいと思ったので書く。資金の出どころは自公の責任で探さないといけない。
理由は 19日まで行われて来たガソリンへの補助あるいは電気代への補助は どこに予算・原資があったのだろうか?既に1年以上が経っても続けて、更に対策を検討中である。予算があると決まっているとは仮の話であり、実態社会に応じて予算などは決めるものである。通貨発行権が国にはあり、インフレの恐れが無ければ、通貨を発行すれば拡大出来る。つまり国家財政・予算とは普通の家庭経済とは考え方が異なるものであり、家庭経済のように比喩して誘導されている。つまり 世論が惑わされ 財務官僚の手の上で踊らせていると思う。
こんな国家財政の持つ基本的要素を忘れて 2%インフレを目指すと日銀などを巻き込んで主張するものだと呆れた。インフレ上等の覚悟が無くて 何が出来ると思ってしまった。高橋是清に関する書籍・記録など読んだ時、国家の財政を預かる者が持つ 民衆への慈悲などの感性が抜ければダメである。
税調の宮沢議員に自民党は判断を任せたことにして、平均年収で実質1万円減税でお茶を濁すようである。減税をの予算がないと言い立てて、それなら 近日のガソリン・電力に向けたお金の出所を正したい。現在 ガソリン・電力のお金が流れる先は元売りと電力会社であり、そこにプールされる。末端のガソリンスタンドに届くのは数カ月後の決済であり、元売り系と電力会社は 膨大なプール資金の金利で潤っている。要は年間1兆円の補助金を受け取るとすれば・・実際はこれが何兆もあるので 笑い話である。
10000(億円)×0.05(年金利)×3カ月÷12カ月=1000億円/年
が業界に転がり込むのと同じである。資金調達の無理もなくなり 助けとなり、自然に流れ込むのと同じなので、石油業界・電力業界から文句など出る分けがない。そして官僚からは 天下り先の確保・開拓につながる。減税では お金の流れが消費にむずびつかず、社会に還流されないからとケチつけているだけのように思える。下心がありな行動と思う。
おじさんサラリーマン時代 東大法学部卒・大蔵省退任・政府系銀行役員を経て おじさんの勤めた会社(燃料屋さん)に天下った方を何人も知っている。バブル時期であったので 毎日のように お友達と楽しく親睦会などを重ね、領収証・請求書を回してきたが、その為か 昼食のうなぎ屋などにはお供させていただくなどした・・2年で退任する際は 通常プロパー社員の退職金の約半分を持って退任した。民間会社の借入について便宜を図ったなどの見返りもあるのだろうが・・退職後の行動履歴が酷過ぎる。もう少し節度ある行動をしろと思ったものである。元大蔵省キャリア 自分たちの懐に入ることには文句を言わない。
尚 最も役員の退職を重ねた方は連続4回繰り返された。正直 財務官僚に対して 政治が主導できないことにはあきれ果てている。控除178万円で やっと約10万円の減税である。維新と国民を天秤に架けて・・自民・公明の政治戦略そして財務官僚に 踊らされているとしか見えない。
念仏踊りだけで満足できるご時世なら・・
マスコミ・リベラルなど 小賢しいやつはいらない。玉川はアホか?