年金生活者にとって 12月は嫌な月である。サラリーマンの時にはボーナスがあり、帰省・クリスマス・正月と行事が繋がるが、お金の心配をしなくとも何とかなった。自営業の頃は計画的に準備することも容易であった。ところが年金生活が来るとぎりぎり予算となる。もともとが年寄りを 生かさぬよう殺さぬように生活させる最低程度である。そんな訳で バイトで得る給料は有難い。お金のためだけにアルバイトに行っている訳ではないが、社会との関係・若い方と出会うなど 引きこもるを防止出来るので、健康な限りはアルバイトに行きたい。
店長のボーナスの話を聞きながら 羨ましくもあるが・・子供が受験生なので、受験の旅費交通費用と合格した私立大学での滑り止めに支出すれば、追加が要ることを知っている。そんなのを何度も経験してきたので、分かっている。従って聞いても「めでたさも中くらいなりおらが春」と一茶の言葉を思い出す。そういえば 昨年から成人が18歳になったので・・年明け早々 成人式?着物もありか?と考えるだけでも お気の毒である。お金に羽が生えている。
それに比べれば、ネットで見る子供に援助を求めるようなこともないので、おじさん 幸せ者と思っている。贅沢もしないので 何とか独立採算状態を保っているから、バイトも継続したいと願っている。しかしこの物価高を考えると 不安を覚える。本日もスーパーで見る野菜・卵の価格に驚いた。ばあ様のオーダーで購入したのだが、どう見ても野菜はものによって以前の倍近い。ここは 家庭菜園を頑張って!と考えてしまう。
上を見ればきりがない 下を見てもきりがない
孫達に毎年のことなので イチゴを送ろうとするが、福岡の知人から今年は不作と聞いていたが・・・来た連絡は頼んでいたラスト2軒が送くれず、週明けとなった・・・週2回取入れるのだが、数が少なく注文をこなせないらしい。来週はクリスマスと言うことで・・出したいのだろうが、イチゴの実が付かないのでは仕方がない。商売上の年間契約の分もあろうと思うので 督促あるいは無理を言う気にもなれない。
昨日は 小さめのブロッコリーを6個ほどレジ袋で頂いた。どうも気象条件が悪く 大きくなるのが遅くなり病害虫が出る可能性が高くなった。大きいものは出荷、小さいものはご近所にと言うことで頂いたようである。農家は今年の気象に悩んでいるようである。
家庭菜園のダイダイの木に あまり果実が付いていない。例年の約半分である。その癖 上向きの枝が徒長し、果実の付かない枝のみが元気である。年明けが剪定のタイミングであるが、早めにした方が良いのかもしれない。スダチの木には 奥さんが取り残した黄色いスダチが残っている。キンカンには新しい青い果実が付いている。2月ごろになれば色づき、メジロなどが遊びに来る。
たまに ゆるゆるとそんな風景を眺めながら・・じっと寒さを堪えながら 草取りにいそしむ。
寒さに負けず 雑草は元気だよなあ
おじさんも かくありたい。