おじさんのような年金生活者にとって、１０３万円の壁の変更の内訳はどうなるのだろうと考えている。
基礎控除と給与所得控除に分かれて取り扱いが変わるのである。確か給与所得控除は おじさんが現役の頃 自営業者とのバランスを配慮して１０万円を経費分と見做して増やしていた経過があったので・・公的年金は雑所得であり、現役重視とすれば年金つまり雑所得での見直しは無いと思っている。
そうなれば基礎控除４８万円が増額されるのかと期待している。なおこの控除は２４００万円未満の合計所得であれば関係ないので・・国民の大半の方は４８万円である。この基礎控除が 約１２０万円になるのであるから、おじさんなんかにとっては大きい。普通はこれに人的控除である扶養・損害・保険など色々あるので、寄せ集めると・・おじさん何もしないで マイナスになってしまいそうである。まさに 年金の少ないおじさんは 「非課税」 捕らぬ狸の皮算用状態になってくる。年金生活者も確実に手取りは増えると見込める。
欲ボケ老人になってしまいそうなことばかりを考えてしまった。確認のため確定申告の手引きを読んで、復興特別所得税は納付すべき税額に２.１％と確認した。ここ数年の復興費用の「兆単位」の積み残し話を聞いているので、どうしたものかと思えば・・財務省が決めた数字で徴税した結果と思えば 改めて笑ってしまう。財務省が決めて動かなければ・・金が余り安心して予算が組めることを表しているようだと感じた。少しずつ大勢の国民からチョットチョット取っていけば、巨額になるもの頷ける。
ここ数日を見ていると玉木氏は 私的・公的なことに覚悟を決めているようであり、この１０３万円の壁を崩せるか否かが決まれば今後の去就を決める気配である。国民民主を外し 自民・立民が共同して、補助金などの一時金でバラまいてお茶を濁しそうな気配も出て来た。まさに昔からの党利党略の姿を見るようで・・今回のことは 社会の変革の最初が見えるかと思ったが・・ここで終わりと成れば悲しい。でも立民が国民民主の梯子はずし的な行動をすれば・・国民は見ているので・・次の選挙は危ういことになる。国民が欲しているのは「恒久的な減税」である。
政治がダイナミックに官僚制度社会を変えるチャンスを生かせなければ・見せなければ、日本社会はダイナミックさを無くして、落ちていくだけである。数日前に鄧小平の書いた「実事求是（じつじきゅうぜ）」の写真を載せた。これは中国共産党が毛沢東などが存命の時代に掲げたルールである。出所は中国の古典からであるが、今の習近平共産党には無いようである。言葉の意味は 事実を実証・検証して物事を明らかにすることです。