最初から書いてしまうが、聴覚も重要であるが・・一定の年齢が来れば聞こえない方が楽しく暮らせるのではと思っている。いささか耳の遠くなったばあ様を看ていると、そんなことが見えて来る。好きに ストレスを感じることなく物言えるのは・・ストレス解消となり、逆に人が悪く言うのを聞こえないのでストレスも減る。ダブルでお得と言っても良い状態が生まれる。
しかし 近所の高齢者では電話の受け答えがトンチンカンなので・・親父はボケたかと家族が心配していたが、補聴器を付けたところ一気にボケと関係がなく、聞こえないので適当に答えていたことが判明していたことが分かったそうである。年齢の話をしましたが、耳は急に悪くなるわけでなく突発的なものを除けば、徐々に機能が衰えていきます。
蚊の音 モスキート音は聞こえなくなるのが 人により早い遅いがある。周波数が高い領域であり、多くの場合17~18kHzといった非常に高い周波数になります。人の耳の可聴周波数は一般的に20Hz~20kHzと言われていますので人が聞き取れる限界値に近い音です。余談ですが昔レコードからCDに変わる時代に、オーディオマニアには ほぼ聞こえない領域の有無を言う方もいました。
聴き取り能力には個人差があり、モスキート音は10代後半や20代でも聞き取れなくなる方もいるようです。若い時からすでに耳の能力の低下は始まっているのです。年に1回、健康診断で聴力検査をしている方も多いと思いますが、これは非常に簡易的なものであり、ピーという音が聞こえたから、”耳はまだ衰えていない”という訳ではありません。検査で使用している音の周波数は、モスキート音よりグッと低い音です。
気づかないうちにジワジワと、そして確実に聴き取る能力は衰えていきます。これが実際に日常生活に不自由と感じるようになるのが、70歳前後の高齢になった頃です。おじさんも最近はギターを触っていませんが、以前にチューニングが超下手になっていることが分かりました。
さて、日本人の平均寿命はどんどん延びましたので、寿命が延びるほどに耳の悪くなる人も比例して増えることになります。先日も本屋で 一休禅師(88歳)、親鸞(90歳)、天海僧上(108歳)など高僧はなぜ長命だったのか? その生活スタイルに学ぶところはあるのか? 戒律にこめられた長寿の秘訣とは・・・の本を見ましたが・・購入は止めました。
「耳の遠い人は長生きする」と「長生きしているから耳が遠い」という事 2律が不明なことになりそうと思ったからです。でも不思議と耳が遠い人が長生きしそうなイメージはあります。
・聴こえなくても気にしない。
・それで周りに迷惑を掛けても気にしない。
そんな我が道を行くような人が長生きしそうです。長くなってきましたので また後日。
防止すべきは「加齢性難聴」をいかに遅らせるかと言う問題になりますが、聞こえないのも都合の良い点が多いのが・・いささか不都合にも思えます。それでも聞く際に 話す方に大声を張り上げて貰わないといけない。迷惑をかけるのはチョットと思いつつ・・取り敢えずそうなったら「御免下さい」で乗り切ろうと思っています。