昨日 バイト帰りに若者のバイクが横を走り、「ブンブン・ブブブン」とやっているのに久々に出くわした。秋になりかけ やっと夜には気温が下がりだし、バイクに乗る気になったのであろう。今年の夏は 夜が来ても気温が下がらず、焼けたアスファルトからの熱気を考えれば 走りたくなくなるのだろう。

 それにしても今も「ブンブン・ブブブン」とやっているのだが、昔に比べて「切なさ」と言うものを感じない。現在のバイクは燃料噴射であり スロットルを多少乱暴に扱っても空燃比を最適にしてくれるのでエンストすることもない。昔は高速に合わせてと言うのか?無理矢理キャブレターのジェットを変更していたので「ブンブン・ブブブン」とやっていないとエンジンストールつまりエンストするのである。そこでデモ走行である低速パレード運転中にエンジン停止を防ぐためにもやっていた。結果 「鶏が先か卵が先か」的になったテクニックである。

 「ブンブン・ブブブン」は昔だと マフラー側に燃焼しきっていない生混合気が流れ、爆発してバックファイヤーを起こして・・下手するとマフラーが外れたりする。結果 一気のエンジンのパワーダウンと音が出なくなり・・すごすごマフラーをズルズリ引き吊りながら帰ることになる。今はこんな事態が起こることは超!稀であるので・・どうもスロットルワークでリズムなんぞを刻んでいるように見える。今も昔も心意気?は変わらないのだろうが・・今は昔より安全になっている。

 最近は電子装備がキッチリしているので、車同様ブレーキがロックすることもないような時代になった。車もポンピグブレーキなど踏むこともなくABSが作動して、ぐっと踏んでもブレーキのロックを防止する。すべてが安全サイドに振られている良い時代になったと思う。こんなことで少しでも交通事故での負傷・死亡者を少なくしていけたら・・と思う時代になった。しかし 最近高齢ドライバーの逆走がワイドショーなどで取り上げられ驚く。おじさんも片足くらいは そんなご高齢者と同じエリアに入ったとの自覚もあるので、車の運転には注意するようにしている。

 昨日も後ろから煽るようなバイクもあったが、こちらが「年寄り」と気付き それなりに脇を過ぎて抜いていく。それなりの処遇を受ける年齢になったことを感じる。まあこんなことで落ち込んだり・張り切る訳もなく、年寄らしくマイペース運転している。それに今年の夏は「ブンブン・ブブブン」が響き渡るのが減っていた。夏の風物詩も・・猛暑には勝てなかったのかもしれない。

 米不足など 今年の猛暑は色々影響があったようである。長く生きたためか 「明日は明日の風が吹く」と思うことが多くなった。

投稿者

おじさん

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