防衛省によると、中国海軍のシュパン級測量艦1隻は8月31日午前6時頃、口永良部島南西の日本の領海に入り、2時間近くにわたって航行した。このことについて日本側が抗議すると、中国政府は測量艦が通過した海峡について、「トカラ海峡は国際海峡だ」とした上で「通過は合法だ」と主張しました。自国の軍艦が日本の領海内に侵入したこととが抜けている。これは無害通航と言えない。主目的である計測機器が停止さられていたとの証拠などもない。しっかり測量船は仕事をしていたと思われる。
毎度のことながら理由にもならず キッチリと領海については答えず、我が国は正しいと胸だけを張るパターンである。国際海峡と言えども領海は決められており、日本は特定海域として公表している。陸地から12海里は領海とされ その部分は国際海峡とは認められていない。なお 海保が特定海域として指定されているのは、九州方面では大隅海峡が記載されている。完全に言うにことに欠いた状態である。キッチリ 答えろ!
ここでも 日本の領海法(国際条約と抵触していない)では 沿岸より12海里とされている。国際海峡と言うのは 勝手な物言いで・・潜水艦を運用(通過利用)したいので海底地形・塩分・水温など潜水艦のソナーなどの機器性能を補償したり、詳細な海図・海流速度が欲しいのだろうが・・無茶が過ぎる。確か領海侵入は4月から6回目?である。
10年ほど前に 日本海保の測量船が尖閣接続海域外で動いたときは、中国国家海洋局の公船が中止を要求して付きまとった。その際 海保からは当日時点で書面による中止要求は受けていない。中国公船からの無線による中止要求のみであったと伝えられている。
日本のEEZ内で調査活動をしている測量船に付きまとうのは、相手を圧迫する行為であり、その際にピン等音響などノイズを発生させれば 計測データもおかしくなる。海の平和を考えると許されることではない。もう少し末端の中国解放軍兵士・公務員の教育を行え!と言いたい。正式に尖閣を自国領土と言い張るなら 最低書面で通達してみろ!やらなかった実績は残っている。
何せ 国の威を借りるような我儘な行動・・中国人観光客と全く同じであり、近代国家としての国民教育が出来ていない。
また おじさん不思議に思うことだが、領空侵犯同様 第一報後の日本のマスコミの 理由を明確に出して中国を非難しない。この行動をいぶかしく思う。毎日新聞の如く中国から実質金を受け取っていたことが報道されているが・・マスコミの皆さんは 脛に傷あるのかと疑っている。
「李下に冠を正さず」は中国の逸話であるが・・現在の中国・マスコミでは「死語」なのかもしれない。 徐々に領空侵犯での批判的記事はネットに上がりだしたが・・主要新聞社のものは無いようである。これでは一般市民からの支持は得られない。TVがオワコンと言われるネット時代に 滅びる仕事とされるマスコミが 生き残れるか否かの姿勢・処世を見られていることに気付くべきである。