しばしば 老後破産は孫などへの無駄遣いがあると ネット記事などに書かれているので分かってはいるが、人の親として そうも出来ない。可愛い孫のみならず 子供のパートナーとその親族には体面上必要なこともあると理解している。しかし最近は物価上昇などにより、「介護破産」の可能性も高まって来たと感じてる。

 おじさんの従姉の旦那は現在78歳 老健施設で暮らしながら、家などは子供に譲っている。従姉が亡くなってそう日も経たないころから始めた。正直 退職金・年金で費用を賄うことは無理であるが、スーパーマーケットに 田んぼだった土地を駐車場として貸しているので、毎月それなりの収入があるから賄えていると聞いている。こう書くと不動産投資で老後配当と思う方もいるかもしれないが、スーパーの攻防・道路拡幅・付替などで駐車場として農地を雑種地とした後、店舗移転・閉店などで借り手がなくなり 宅地並み課税で泣いてる地主もいる。世の中これと言った定番の対策はない。

 一方叔母なんだが、老健施設に入居していたが 金の切れ目が縁の切れ目とばかり、2年ほど前に実家に戻っている。年齢は95歳 現在 孫3人が交代で家を訪ねて料理・洗濯などの家事一切を見ているとのことである。孫の話によれば 費用が賄いきれなくなったのが真相のようである。子供が先に亡くなっても・・天寿が来るまでお迎えは来ないので、どうにもならない。

 75歳を超える従兄についても、実家を売り払い 奥さんの出身地に引っ越し、生活保護を受けているらしいと聞いた。子供もなく 奥さんが病気がちで面倒を看ていたこともあり、仕事も転々というか 家庭内都合による働き方であった。従って国民年金のみの年金である。家柄も良く本家筋にも当たり、親戚に坊主・県会議員など 田舎で言えば「偉い人(偉そうな人)」が多い。奥さんの出身地に引っ越したのも そのあたりの事情があったと想像している。人の行き着く先は分からないと感じている。

 そんなこんなと 親戚にいろいろな方がいるので、曲がりなりにも 元気に夫婦とばあ様3人で暮らせていることに感謝しています。一つ歯車が欠ければ・・とは思いながら生きています。平々凡々に生活しているように思われるだろうが、船同様「板子一枚下は地獄」とは理解しています。仕事を辞め 年金介護生活を始め早3年と半年。正直 ばあ様の介護が終わろうとも 自分の老後が豊かではないだろうとは見えている。日本社会の各所で激変する時代に生まれ、その流れる世の中で 皆 歳を取っていくので致し方ない。子供も 夫婦仲良く 家族がお互いに補いながら暮らさないといけないと思う。この世のことは この世で始末しないといけない。そんな覚悟は持ちながら暮らしている。

 現在 奥さんの手術後でもあり、生活の歯車は幾らかずれている。奥さんの希望で医者から日課にウオーキングと言われているので、昨日は奥さんを市内の「かまど本店」まで車に乗せて行った。降りる際 今夜食べたい菓子を買って、歩いて帰るとのことである。バブル時代の「アッシー君」を思い出し(若い子には わかないだろうな!検索してみてね)、奥さんのお気楽さはおじさん以上である。

 介護破産・老後破産のようなことはチョットしたことで日々の生活が狂い やって来る可能性は高い。対処するにもおじさんは十分な貯えもないので、基本は自らの体調維持である。健康に勝る対策なしと思い暮らしている。介護破産など 恐れ過ぎればするほど、どうすべきか見えなくなる。

シルバー人材

 先週 1歳上の幼馴染とスーパーで 出会い話したところ、シルバー人材に登録したが仕事がないと ぼやいていた。長距離トラックに乗ってきたが 70歳では雇ってくれるところもない。年金をもらいながら仕事と考えていたが・・そうも上手くいかないとのことである。

 現在 結婚しなかったので独身。母親も3年ほど前に亡くなったので、市営住宅で独り暮らしである。カゴの中には炭酸飲料・発泡酒とインスタントラーメンなどが収まり、野菜はなかった。最後は「すすむちゃん 何とかなる」と言って別れたが・・どうなんだろう。

 その話を奥さんにしたら ○○さんの奥さんもシルバーに登録したが6か月間仕事がなかったとの話をしてきた。シルバーから派遣された会社で働いてたら、働きぶりが気に入られて 現在は専属長期契約になったと言っていた。人によるんじゃない?と返事が返ってきた。

 何事も最後は「性格」というか 職場で受け入れられるキャラに尽きるようである。

 ファイナンシャルプランナーの言葉のように 建前だけの努力では 世の中は渡れない。どこにでも人と人の関係が切り離せないことが多い。

投稿者

おじさん

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