沖縄県知事がまたしてもやってしまった。行政の長としてまた公人として失格である。おじさん達の世代の言葉で言えば「無責任」としか言いようがない。
選挙での立候補に当たり 有権者と約束したとの弁を重ねる。例えば社会では殺人・致傷などは法律で違法・犯罪と決められて、社会規範として定着している。ところが選挙での公約は単純な約束であり、その実施に違法性が含まれいれば、誤った公約などを排除するのが公人である。そして 時間に伴う選挙民の変化もあるかもしれないので、判断の基準は今現在となる。
私人の立場だけなら可能であろうが、行政の責任者である県知事としては問題である。部下に指示して裁判で指摘された違法状態を是正しなければならない。
月日を区切り決めることは多い。その際 行政のトップとしてのこういった行動・態度は無責任と言うほかない。取材にも職員が決断を促したが、知事自身が作業を止めたと伝えられていた。違法状態を改められなければ、行政の長としては失格である。
昨日は県庁前に集まった支援者の姿をカメラが撮らえていたが・・総勢20人ほどであった。
政治で思うのだが 過半数を得て当選したとしても 全てが正しく人物を評価して投票したとおじさんは思っていない。一時的に支持した無党派も存在し、判定基準に公約・運動そのものに違法性があるとの認識もない。また時間による変化もあり微妙となる。
一方 マスコミは協議!協議!と言うだけで、平行線がどうすれば交わるかの提言さえできない。マスコミも無責任発言と言うほかない。
投票
知事自身で判断が付かないのなら、国連人権云々と言うような場所に発言に出向く時間と金があるなら、沖縄県民に住民投票で聞くべきであったと思う。裁判で違法と判断されたが・・沖縄県民を代表して、県民投票をして辺野古移設での工事妨害の継続を問えば良かったと思う。
その投票結果を持って仕切り直そうと言うなら・・幾らか理解も出来る。選挙をしないのは今すれば工事継続となる可能性が高いと、玉城知事が考えていると推定している。
辺野古移設は過去に決着して 移設工事中である。下世話に例えれば、債務者が既に自己破産の決定がなされたにも関わらず、取れない借金を脅して回収しようとする暴力金融屋・闇金と同じ行動様式である。一度決めたことが不服で、順法の範囲で抗議・抗弁しても、裁判で決定したことに従わなければ無理がある。いい歳しても ダメな奴はダメだと思う。
話が変わり どうでもいいことですが、おじさんは 左系統その代表である日本共産党などが嫌いである。宮本・不破・志位と各々が長期にトップに居座り、外から見ても縦割り社会を作りあげている。トップに逆らえば除名処分が常である。このような傾向のある政党に 日本社会を委ねるには問題が多いと思っている。
実現した姿が今の中国である。中国の行政サイドは外貨が逃げぬように対策を打つが、一方で公安サイドが外国人を拘束していく。どちらも習近平への忠誠争いのようなことをやっている。どちらも中国共産党の党員が縦割りで行っている。横つまり水平方向まで考え、調整できなければ 国家は運営できない。縦割り行政のみでは 多様な人々を抱えた場合、誤りやすいので特に注意しなければならない。
沖縄県知事 玉城デニー氏を支持する勢力も同じ系統の方々である。選挙で担がれた過去のことだけで 行動を制約・正当化するのは行政トップとして無責任と思う。