神奈川県厚木のパチンコ屋駐車場で150台余りが燃えたようで、第一報を見た際は EV?と思ったが、原因はディーゼルエンジン車だったようで・・多くのEV関係者は心中穏やかでなかったと思われる。ドライブレコーダーから停車して15分から30分で燃え上がり、樹脂の燃焼から発生したと結論付けられたようである。

先月末にはオランダの沖合で自動車専用船フリーマントル・ハイウェイが積み荷のEVから発火し火災となった。船員が消火を試みたが成功せず、避難の途中に1人が死亡。残りの22人は30mの高さから海に飛び込んで救助された。EVのバッテリーは何もしなくても突然発火することがあるという。また一旦火が点くと消火が難しく、しかも、非常に高温になる。

交通事故などでも 事故直後に一気に発火したとの情報もあり、失神など起こせば脱出も困難であり、基本的には リチュウムイオンバッテリー発火後の消火では、消火器あるいは大量の水が必要である。中途半端な水量では水とリチュウムとの反応で消えることはない。

船舶のオーナーが今治造船の関連である正栄汽船であったので、おじさんが設計に関わった船かもしれない。ルールに従ってそれなりの消火設備は積んでいたはずだが、消火し切れず浮かぶ廃船となったようである。

2035

2035年 新車販売はすべてがEVと限定したヨーロッパなどでは、少し前から空気中の二酸化炭素から合成したEフューエルなどが話題に登る。

アメリカ・EU何の考えもなく 雰囲気でEVに舵を切った揺り返しである。

ハイブリッド以外が開発できず ハイブリッド導入を負けと解釈し、ディーゼルに突っ込んでどうにも出来なかった。結果 排ガス計測を誤魔化して、クリーンディーゼルとでっち上げた。結果 環境を悪化させただけであった。

後年 日本のマツダから本当の意味でのクリーンディーゼルが作られた。現在リーンバンディーゼルエンジンを輸入してヨーロッパメーカーでは搭載するなどしている。これ以外のディーゼルエンジンは尿素を主成分とするアドブルーを添加している。

現状のままでは、儲かるのはリチュウムイオンバッテリー製造の中核である中国のみとなる。だが 中国でも大量生産品の発火に対しては対策が出来ていない。現状の発火対策が出来ているのは、日本メーカーのみである。出来たものは高価であり、潜水艦に積んだり、航空機に積んだりしている。

また 現状ではバッテリーの再利用・再生などの技術的確立が出来ていない。従って先頭を走っているBYD・テスラもそれなりになると見込んでいる。買った顧客もバッテリー交換などに泣くのが見えている。バッテリー交換で新車が買えると見込まれる。

現在トヨタのアクアではニッカド電池を搭載したモデルがある。そんなことを知っていれば・・次世代はリチュウムイオンバッテリー一択でないことも理解できると思う。また水素系統・燃料電池も並行している。

EVの最終形は道路上での非接触給電にあると思われる。スマホを置くだけで充電できる充電器の如く走りながら充電できる・・・全体のスケールが広大なので、使えるまでに相当時間が掛かると予想している。おじさんは 生きて見ることはないと思う。

投稿者

おじさん

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