宇宙開発に多くの企業が参画しようとしているが、おじさんは少し「待った!」をかけたい。野放図な開発となる恐れがあるようで・・懐疑的である。夢はあるのだが・・子供の頃のように手放しで良いとも思えない。

EV開発と同じ匂いがするのである。EVでのバッテリーの劣化・流用そして再生でのハードルを考えると、どうしても現状の技術では否定的な面を感じざるを得ない。確かに多くの人間が当たり前としているが・・バッテリーについて 深く知らないで言っているだけのように思う。時間が経てば 誰かが解決してくれるというものでもないと思っている。単純なバッテリー充電時間だけじゃなく、劣化後の再生あるいは資源量などへの全体把握が不足している。

宇宙開発も同様である。使う宇宙空間自体に過去の衛星などの宇宙ゴミが多く、無秩序に打ち上げられてしまうと更に増やしてしまう。結果スペースが無くなり、相互にぶつかって破壊されることも現実的と言うか?今以上に宇宙ゴミを管理しきれなくなるようで・・ある程度早めに決めておくべきと思う。

従って打ち上げ後 打ち上げ用のロケット・衛星など管理しきれなくなれば違う軌道に入れ 地上900km以下の軌道での宇宙ゴミの数を制限すべき事態も 間もなく現れると思っている。

現在民間主導と言いコストを重視し過ぎれば、防止策にはコストアップとなるので民間は負担しないと思われる。軌道上に残るロケット部分の大気圏内再突入あるいは一定の高度を定めて高い軌道に送り込みゴミとなるのを防止することは余分な燃料を入れたり、逆推進ロケットを追加して落下させるなど、多くの場合コストアップとなる。こういったことを国際的に定めておくことが大事である。

南極条約の如く早くルールを決めたように、多国間で宇宙空間を利用するルールを決めないと将来的には大変と思う。

それでも不平等を訴えたり、自国領土のようなことを言い出す国もある。きっちり世界の国を巻き込んで進むことが最初の一歩と思う。

デブリのイメージ

宇宙ゴミ

宇宙ゴミ(スペースデブリ)とは、軌道上にある不要な人工物のことです。運用を終えた人工衛星や、故障した人工衛星、打ち上げロケットの上段、ミッション遂行中に放出した部品、爆発や衝突により発生した破片等があります。おじさん 昔スペースシャトルで飛行士の腰に付けた工具に紐をつけ忘れて・・という映像も見たことがあります。

現在地上から追跡されている10cm以上の物体で約2万個、1cm以上は50~70万個、1mm以上は1億個を超えるとされており、将来の宇宙活動の妨げになる恐れがあります。

何せ地球の周回軌道にありますので、スピードは秒速6Km以上ですから 当った衝撃は並ではありません。大きさも大小ありますが 暗い宇宙空間では発見した時は時すでに遅しと言うことです。

この管理が出来ていないと・・打ち上げたらぶつかって粉々・・更にデブリが増えて・・との「いたちごっこ」も見えてきます。本日のTV番組表を見るとNHK深夜の科学番組で番組があるようで・・おじさん今晩は頑張って(最近 ツイツイうたた寝してしまいますので・・)視聴したいと思っています。

最後に 先ずは子供部屋の片付けルールを決めておくのと同じです。世界にはイーロンマスクのような我儘がいっぱいいますので・・まずはルール作りです。

投稿者

おじさん

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