おじさんロシア兵は悲しい立場にいると思えて来た。先日からウクライナ軍のドローンによるタンク・戦闘車攻撃の動画を見ると、炎上火災その後は確実に木っ端みじんになっていることが多い。あまりの火の廻りが早く、脱出も多くの場合ダメだろうと思う。これではドンドン兵士の命が失われていく。
一方ウクライナの使用している西側のタンク・戦闘車は攻撃され多少破壊されてもそれなりにまだ走っている。ウクライナ発表によれば地雷に乗り上げても、戦車砲の直撃弾・携帯対戦車ロケット弾を浴びても、乗車兵士などの人的被害はほとんどないようである。
両者の違いを見ていると、第二次大戦中の日米の戦いに似ている。戦闘機のパイロットへの防弾あるいは燃料タンクへの防弾は日本では甘く、多くのパイロットの命が失われた。一方米軍のB29などは防御していても、日本の戦闘機の奮戦と米軍の長距離攻撃のため、ほぼ日米互角の犠牲者数となった。しかし米軍パイロットは自分たちが守られていると信じて、出撃している。そして実際帰還して再出撃も実績があった。
やはり頑丈で信頼できる武器を兵士に渡すのが基本である。現在のロシアが50年以上前のT64などを前線に出してくるようでは、軍隊としては終了している。どの兵士も彼我の状況は見えているので、戦いが長引けば気付く。ロシア兵は悲しい身の上を嘆きながら・・自分の命を守るしかない。
自軍が仕掛けた地雷を戦闘車で踏んでしまえば・・一巻の終わり。ロシア兵では些細なミスも命取りになる。これではサバイバルスキルさえ手に入れることなく・・経験不足のまま無駄死して仕舞う。
航空優勢
現在ウクライナ東部にて航空機で地上部隊の支援を始めた。それでも撃墜を恐れ、自軍上空から無誘導ミサイルなどで攻撃と読むと・・まあミサイルの数もあるが、1月続けば良いかと思っている。
航空機自体が長期使用に堪えないエンジンなどを持つ。航空機エンジンのタービン翼材料が低質で、基本的に西側エンジンと比べて、稼働時間・整備インターバル時間は半分以下の耐久性しかない。また電子装備予備品を入手しようにも 経済制裁でままならず、中国製は更に技術が落ちる。もし中国にタービン翼の熱処理技術を教えれば・・コピーされ 後の憂いを生んでしまう。
中国も同様かそれ以下である。戦闘機機体はドンドン出してくるが、ロシア以上の低質エンジンは変わらない。従って時間が過ぎれば、エンジン故障が頻出してきて墜落事故を起こす。
ロシアの戦闘機資産ラインの様子を写したものを見たが、職人による手作り度合いが高くて・・これでは大量生産は無理と思った。撃墜されれば・・うん十億円を失い、再生産には途方もなく時間がかかる。
ロシア兵つまり自軍の兵士のことを真面目に考えるなら、ロシア首脳は早期に戦争継続を諦めるべきである。ウクライナはロシアとの合併は希望していない。早く自らの妄想を捨て、兵を引くことが、平和への第一歩である。
日本でも 北海道選出のロシア贔屓の国会議員がアホなことを言うが、そんなに国民個人にとってロシアが良いならウクライナでは革命が起き、ロシアの国民が数百万も海外に逃げ出さない。起きてる現象を素直に見ていれば・・と思うだけである。こんな議員を選出するようでは、北海道道民もなめられたものであると思う。