国土強靭化と称して 社会インフラの充実・強化が安倍首相の時代から進められている。地球温暖化を日々感じる猛暑と線状降水帯に迷走ユターン台風と珍しい事が・・毎日聞くので・・益々理解できる。
近年の長野・熊本・福岡などの水害などを見ていると、降水量が半端ない。線状降水帯と呼ばれる集中豪雨が一定地区に降り続け大きな被害をもたらす。被災者も田舎ゆえ 高齢者が目立ち復旧もままならない。特に終の棲家として建てられたあるいはリフォームされたような建物と住んでいた高齢者の映像を見ると、耐えがたい程の感情が沸くことがある。それ故 自宅をどこまで直す等に迷いが生じる。理想はおじさん夫婦が死ぬまで 不自由なく暮らせればよいだけだが・・答えは出しにくい。
また おじさんも被災すれば・・と考えてしまう。TVニュースで流れる被害その後の復旧作業を見ていると、自力での復旧も困難と思えて来る。以前 親が営業していた事務所が浸水したが、吸水した畳の持ち運び・廃棄に手こずり、畳をカーターナイフで切り運び出せることを知った。現在自宅が被害を受ければ・・相当苦労すると思っている。自力のみでの復旧は無理と感じている。
おじさんの住んでいる周囲300mに山などはないので、土砂崩れなどは考えられない。一応怖いのは洪水・高潮である。洪水などの水害が起きる場合も土砂崩れ同様 備える術はない。川の土手あるいは海の護岸が耐えることを祈るだけである。
最近1kmほど川の上流で、曲がった部分の土手を改修中の光景を見た。より土手が強化されることを期待している。また瀬戸内海沿岸は高潮の被害を受けやすいので、護岸工事も盛んである。幼馴染の会社が近場で請け負って仕事をしているのを見て・・この酷暑の中大変だが・・先ずは お仕事・お仕事 頑張れよ!と幼馴染の息子を励ました。
中国
先日からニュースで中国での水害が報じられている。前の台風が直進して華北・北京まで相当の雨が降ったようである。中国はあまり高低差が大きくない土地であるが、それでも高低があるので、集水されるところは堪ったものじゃないようである。
北京で、計器によって観測された最も古い降水量の記録は1883年7月23日から29日にかけての510.3ミリ。また、1891年7月23日には609ミリの強い雨が記録されている。今回の降水量は、この1891年の記録を132年ぶりに更新した。なお 紫禁城などの一角も浸水したようですが建物その他には問題ないようです。
普段雨の降らない地域であり、河川も狭く排水状況はよくないようです。そこに以前から華南での治水を見ていると、拠点を守るためなら土手を切る行為など、後先無視で一気にやってしまうと思っていました。今回も都市周辺の農地を遊水池としたようです。
日本でも群馬・栃木・埼玉県境などには渡良瀬遊水地などが整備されています。日本では こういう社会インフラが昔から守られ、また現在も地下宮殿のような地下貯水などが追加されています。
正直 国威発揚となる宇宙開発なども大事ですが、高度成長期に 国民の生命・財産を守る日本のような社会インフラに、ある程度中国は投入するべきだったと思います。今からやるには経済運営が思わしくないため、果たして支出できるか?と思います。
中国はメンツの国ですから、インフラ整備はこれからの投資先として有望と主張すると思いますが・・以前のように金がないので、貧乏人の戯言のように思っています。それに土木技術が中心ですのでコンサル業務などに協力すれば、スパイ容疑などをかけられる恐れが大きい。昔から地図データ・地形は軍事機密ですので、言い掛かりは付け放題です。つまり 外国・外国人が素直に協力できない分野であり、政治環境になっていると思います。
また 北京の空港整備などで予算(援助)を出した日本は・・おじさんは その後どう扱われたかと知っていますので、日本は横を向いてれば良いと思っています。
人が生きるにあたり 大事なことは「受けた恩は石に刻め、掛けた情けは水に流せ」と知っておくべきと思います。誰も一人で成り上がった あるいは成長した人などいません。トップが変われば下は右に倣え・・中国は付き合うのも面倒な体制・国家のようです。
中国は毛沢東の時代から「自力更生!」がキャッチコピーです。中国はしっかり頑張ってね!と応援だけはするつもりです。