金も持ち物も 自分が幸福あるいは幸福感を得るために存在するものである。価値はモノの値段だけでは決まらない。暑い日には ぬるいビールよりおいしく冷えた発泡酒が美味しい。こういう基本的なことを体感して押さえておくと、あまり道理・行動を間違うことはない。
例えば 鳥などの唐揚げが好きでも、自宅で作らずお気に入りの唐揚げ屋・肉屋さんで購入する方も多いと思う。自宅で作れば 漬け置き時間・大量の油など、手間も費用も余計に掛かってしまう。
コンビニで唐揚げ1個を買うことも出来るし、冷凍食品で電子レンジ・オーブンレンジでチンもある。つまるところ普段の満足を得るにはお金よりも、品物を入手するバリエーションが多いか少ないかが大きく左右する。
もっとお金があれば、居酒屋で注文すれば小皿に3個ほどついて、冷たいビール(発泡酒)も同時注文できる。お金は幸せな気持ちのままに実行する力をくれる。気持ちのおもむくまま 普段食べないA5のヒレステーキなども頼むことも出来る。
なお 大事と思うので書いて置くが、高級と言われるものは 腹いっぱい食べなくても、味わいを楽しむことだと分かっていることが幸せの第一歩である。
おじさん 子供が小さい頃アワビ・伊勢エビなど食べたいというので、鳴門にある「びんびや」に連れて行って食べさせたことがある。量も多くはなく値段もそれなりなので助かった。その直後 子供に聞いてもTVで贅沢・高級と言いながら タレントがおいしそうに食べてるが・・そうでもないと答えた。
高級なものはお腹壊すほど食べなくても良い。たまに少しを楽しむからおいしいことに気付ければ良い。適当なところで安く美味しく食べられたらそれでも良いと、気づいておくことが人生では大事である。
その為に 自分の金で高級食材三昧なことは、体験しておくべきである。本当にお金を使うべき価値があるのかと、自らがチェックすることは大事なことである。念のため もう一度書いて置くが「自分の金」を使うことが大事な点である。「自分の金」でなければ、価値も分からず無駄である。
ご馳走
おじさんの若い頃は接待交際費で湯水の如く、会社の金つまり摂待交際費を使って遊んでいた。今ならホステスさんというか?キャバ嬢が ホストクラブでドンペリ入れて入揚げるにも似た時代の雰囲気であった。
こんな無駄をしていても残るものは多くない。昔懐かしい やんちゃ小僧時代の思い出である。
その頃だったか?胃袋の大きさは決まっているので、好きなものを色々食べることが良いのか?好きなものに幾らか重点を置いて食べるのかと考えてしまった。結論するのも面倒と 結果グルメであるためにはグルマンになることが必要と思い・・ついつい大食に走り 太ってしまった。
また好きなものを先に食べるべきか?最後に食べるべきかも 難問であるが、おじさんは好きなものを一口は先に食べるタイプである。
それでも先に書いた通り、普段使いというか 高級ではなく普段のメニューでの食事が基本である。ご馳走というか高級食材を 少し普段に追加することが、贅沢に食べる方法と思っている。
良く仕出し料理の折などをいただいて食べるが・・長年同じパターンとなったようで、感動とか味わうことも無くなった。それなりに豊かな時代を過ごしたからと思う。そして人間とは贅沢なものだと思う。改めて考えれば 子供の頃の仕出し料理とは大きく異なり、現在のものは遥かに贅沢である。
一方でおじさん ハローズの総菜売り場に並ぶ骨抜きアジフライが好きで、ついつい買ってしまう。そして昨日は その残りを奥さんがばあ様に出して、硬くて食べられないと言われて・・奥さんが アジフライを買って来るなと勝手なことを言っていた。しかし おじさんに言わせれば、置いといてくれたらビールのつまみで喜んで食べるのに・・・で終わりです。
確か2度目の話であり、おじさんは「俺が好きで買って来てるので、ばあ様に出すな」と改めて言った。次に起きたら・・・聞いてない奥さんが悪いで終える予定である。
高級食材にほとんど縁はないが、最後の晩餐というでなし。日々食事を楽しめれば良いと分かることが大事である。
家庭菜園で無農薬・有機栽培。これこそが究極の野菜と奥さんの作った料理を食べる。ある意味 これも究極の贅沢と思い暮らしている。