中国を見ていると、芯が無くなったボールペンのような気がする。労働者・農民を主権者とするポリシーなどどこかに吹っ飛んで・・共産主義を唱えるただの専制国家である。これを批判しない日本共産党もおかしい。元から共産主義には専制的意味合いが色濃いとしか思えない。
こんな状況で中国経済など元に戻る訳もなく、自ら蒔いた種でどんどん干上がって行くようで、良い方ではないが 自業自得のようで面白い。
中国を筆頭に東アジアの国は悪いのは他者に振って、自らは潔白・なにも責任はないと喧伝する。大声で他者に伝えて自らには責任などないと発言する。よくワイドショー番組で見る 中国での交通事故現場で事故現場に集まった人々に声を掛けている姿と重なる。
今も福島の重水の放流について批判しているようだが、実際は中国・韓国の放出している重水量の方が遥かに多い。日本のマスコミで伝えられても・・中国・韓国は下手に挙げたこぶしが下せない状況と思っている。こんなことを見ていると 日本は品が悪くとも何度も「あんたらが多い」と、彼らが黙るまで 繰り返すしかない。
失業
現在 中国では労働関係のストが頻発しているようである。原因は世界的な需要低迷のあおりで輸出企業が賃金引き下げや工場の閉鎖を余儀なくされていることが大きい。欧米では景気悪化の懸念から中国製品の需要が落ち込み、中国の輸出および工業生産は5月から大きく落ち込んでいる。
同時に大学を卒業したけれど・・・職がないという「寝そべり族」「引きこもり」などが多い様である。
国是が農民・労働者の国での失業・労働差別・給料未払いなどどこに言うべきなのかさえ迷ってしまう。マルクス・エンゲルス共に目を白黒させる事態である。
中国共産党が香港の民主化運動家に向けた警察や武装警官の動員のように振舞えば・・悪循環が見えて来る。他国のことなので関知しないのが一番である。
6月15日に発表された5月の経済統計でも、工業生産が新型コロナの影響で打撃を受けた去年の同じ月からプラス3.5%と低い伸びにとどまっている。景気悪化、労働者解雇、スト続発という悪循環への特効薬はない様である。さらに言えば経済統計数字も?が付く怪しい数字である。
スパイ防止法
中国で7月1日、「改正反スパイ法」が施行された。反スパイ法は2014年に施行されてから今回が初改正となる。スパイ行為の適用範囲について、新たに「国家の安全と利益に関わる文書やデータ資料、物品を違法に盗みとる行為」や「政府機関などへのサイバー攻撃」を対象にあげているが「国家の安全と利益に関わるデータ」について具体的に何を指すのか明示がなく、公安当局によって恣意的・勝手な運用される可能性が指摘されている。
中国に拠点がある日本・他国の企業は社員の安全管理大変と思う。中国の外国籍企業に対する開放性が間違った方向に進むのが見えてくる。習近平への忖度が過ぎるのが当然だろうと思うが、基本的に法律はスパイを取り締まる法律は軍事機密や国家機密を入手しようとする人間を罰するものだが、中国の「反スパイ法」は意味合いが違う様である。
さらに、中国の法律は他の外国のように細部まで規定されているわけでなく、当局は法律を執行する際に自分たちで必要な解釈をする事ができる。これは取り締まられる側から言えば、大変なリスクになる。
中国に無理して駐在する必要も無いと考えずにはいられない。