夕食の時 幼馴染の元教師が会報と会費徴収に来たとのことを話し出した。教師を辞めた方々が中心になって教育会なる会を作り活動しているので、彼が地区世話人の一人になっている。近所に住む恩師との関係もあり、元教師でもないのに 20年以上会員として名を連ねている。

「○○君が会報配りと集金に来たので、2500円払って領収書などは玄関に置いてる」と夕食の時話してきた。玄関でピンポンなったので、玄関開けたら・・・○○君が居て・・と話した後、彼の亡くなった母親の名前が出て・・ばあ様によくよく聞くと、知人である○○君との顔に覚えはないが・・と話してくる。ヤッパリと思いながら、「ピンポンなっても出なくていいから」と伝えたが、納得しない。

インターホンで「若い者がいないので・・・後で」とでもしてくれてれば、録画もあるから心配ないと言っても納得しない。

更に 「近所のフーちゃんが2日前にきてピンポン鳴らしたが出てはいけないのか?」と言ってくる。それはいいけれどと答える。

「顔を知らない人に玄関を開けてはいけない」と伝えても、納得しない。「変な人だと困るでしょ!」と言っても自分で対応できると考えているらしい。まあ 都合の良い性格なんだろうと半ば諦める。事務所に営業マンが来た時のしばしばパニックとなるのを忘れている。

もう少し自分自身の大丈夫という過信気味の自信を控えめにすることに気付けば?と思うが・・難しい様である。自信の鼻を折って、ガックリいかれてもとの思いがある。世の中 微妙にいろいろなことが絡まる。

自営

おじさんは ばあ様を見ながら、不動産業などを自営することは難しいと思っている。ばあ様は自身がまだまだ大丈夫と思っている節があるが、相手が悪意のある方であれば問題になる。柔軟に対応できない可能性が高い。

例えば不動産屋として営業を始めれば、おじさんの不在となることが増える。今でも 営業マンをはじめ ばあ様が会ったことがない人が来られた場合は・・ばあ様のパニックが見えて、急いで来客との内線がかかってくる。おじさんが何らかの仕事を始めれば・・無理が相当掛かるかと思っている。

ばあ様は事務所の1階で ソファーに横になったり、台所などでうろうろしている。おじさんは2階でブログを書いたり、ネット記事・本を読んだりして過ごしている。1時間に一度くらいの割合でばあ様と話をする。昼めしどうするなど 適当な話である。

昼の食事はおじさんも手伝いながら作り、本人の食べたいものを優先している。ばあ様一人での昼食作りでは、長く調理台の前に立つことが出来ない・自信がないとのことで・・近年は手伝うという形で1品ほど おじさんが作り方を聞きながら調理するようにしている。この無理をさせる形を取ることが、半ばばあ様への親孝行と思っている。

ばあ様から完全に目を離すのは 家庭菜園の世話などは朝一と夕方に各1時間以内である。それから昼の散歩などで1時間といったところである。週2日はバイトに行くので予定をずらしたりする。基本ばあ様の近くにいて見守る程度としている。

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おじさん

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