本でもドラマでも必ず最終ページの多くは、起承転結を予感させながら示されていく。ところが人生と言うものは終わりがいつ訪れるかは分からないし、突然のようであり、未定の様でもある。そして誰も一様ではないのが人生らしいと考えている。
昨日 粗大不燃ごみの収集があり、立ち合いに出たのだが、現在終活と言うか?会社を64歳で退職し、これから6か月あまり失業給付を受ける予定とのことで・・東証一部上場大手企業の元社員が当番として立ち会いに出てきていた。
先日の大雨で自治会館が雨漏れして、屋根の補修の話が出ているところに口を出してきた。「建て替えたら 良いんっじゃない!」と軽く言い出してきた。子供も結婚し、家を建てて2人目の孫誕生予定・・自身は65歳半年前で、退職 退職金が入り自宅の外装塗装中・・失業給付を6か月ほど受けて・・年金生活と、いわゆる「終活生活」を始めたところである。
正直「ものの言いよう」と言うのか・・役員の半分がカチンと来たようであった。お前は今 金を持っているのだろうけれど・・いい加減 歳なんだから、自治会の大半はそうじゃないことを考えろ! そんなに会長も言いたい様で、「退職金なんか家を直して、親達の葬式したら・・無くなった」と軽い口調で言っていた。彼が気付いたかどうかは?である。
自治会内の高齢化が進み、自治会員世帯主の半数以上は65歳を超える。会員は原則的に権利も負担も平等である。過半を占める団塊の世代の方々が退職した時代から10年近く、現役ならお金を再度貯める目途も立つが・・現況では 自治会員から一定以上の金額をご協力いただくことは難しい。
それ故 現在40から50歳代の方々が中心となり、自治会全体を見ながら構想を練ってはと考えている。集金・組織・管理・規模・設備など 構想と計画を作りあげられるか否かは彼らの力量に掛かっていると思っている。おじさんは新規な事への協力はするが、お役目などは ご遠慮申し上げたい。ソロソロ 潮時である。
自治会館
一昔前は葬儀などで「同行(どうぎょう)」と言う互助的グループの使用するため使われてきたが、田舎でも近年はセレモニーホールなどで葬儀を行うようになった。従って自治会館は祭り・総会などのイベントで使うことが中心になって日常はほとんど使われない。
もちろん地域的に金糸幕で飾られた太鼓台と呼ばれる山車なども会館内に格納している。更に言うならおじさんが40歳台に 運動し資金集め・自治会員のみなさんへの説得にも頑張った太鼓台でもある。それゆえ50歳前後は強引さと調整能力そして無理を通せるし、力を発揮できる年代と思っている。自治会などが高額なものを買う際 中心となるのは「腹をくくれる」世代でもあり、いざと言うときに負担・資金調達して責任を取る覚悟が出来るか否かを問われる。
現在おじさんは自治会館は適当な建物で良いように思っている。工事用のプレハブ小屋で充分とまで考えている。そんな風に考えているので、今回の自治会館の雨漏りは 屋根をトタン葺きにでもすれば十分と思っている。
自治会館用地は現在「○○自治会○○の家」と呼んでいる古い建物を取り壊して、建てればよいと思っている。この用地・別館建物については20年近く前に、ハザードマップもなかった時代から、地区内で一番高く浸水の恐れがないと判断していた。当時 会社として不動産屋も営業していたので、売り出し前に押えて 自治会総会を開いていただき、自治会での購入を決めていただいた。価格も自治会と言うことで、納税してもと・・売主にご配慮いただいた。またおじさんも 業者としてではなく自治会員として行動した。そのため仲介手数料なども寄付と言うことにさせていただいた。
おじさん過去に太鼓台・自治会館用地など、準備・協力して自治会のために汗を流した自覚はある・・後は・・自治会員として協力はするが、お役目などはパスしたい。
先日も地区内公園の土地拡張に協力したし・・まあソロソロ潮時 後は全てパス!が正解と思い出した。