仕事の忙しさで気を紛らわせてきた人ほど、退職するとぽっかりと心に穴が明いてしまう?と聞いていたが・・・確かにおじさんも会社を休業する際、幾らかそんなことを感じたが一瞬であった。しかし少し前に書いた通り、いささか孤独を楽しむというか?一人でいることが苦にならないタイプなので、どうとも感じない。ある意味 孤独を楽しめれば生活は変わると思っている。

孤独が大丈夫な人は、自分ひとりで人生を楽しむことができる。自分ひとりで充分に深く、豊かな時間を過ごすことができると思っている。ところが一般には 孤独になるのは「引きこもり」に近い状態となると思われているようである。そこがおじさんの考えと少し違う。

孤独を楽しむ者と引きこもる者を分ける違いはどこだろうと思う。第一の違いはどこだろうと考えると、他者に経済的に依存するか否かが大きな違いであると気付く。第二は こもることだけではない 解放されている部分がある孤独か否かと思う。長くなるので 第二については次回に書き起こしたい。

言葉は悪いが「自分でおまんま食べれないようでは、どうにもならない」ので、その底流には甘えに近い感情があるとは思う。おじさん自身が大学生の頃 他人の言葉にやられて、近い状態に陥ったこともある。学生時代であり新聞屋さんの奨学金制度を利用していたので、毎朝働かないと生活出来ないし、奨学金も出ない。そんな訳で半ば自己強制的に毎日早朝に新聞を配達することを続けたら・・いつの間にか最低な状態を抜け出していた。その後は大学の教授をはじめ 周囲の方々に助けられ生活も元に戻り、卒業・就職まで何とかなった。

同級生の一人は学校に来ることがなくなり、バイトで暮らすようになった。町でもほとんど会わなくなり、2年後自主退学して実家に帰った。その後の連絡は途絶えたので後は知らない。

後輩でも学校に来なくなったのがいた。教授からおじさんの実験チームのメンバーに指名されていたので、毎朝起こして学校に連れていった。しかし1月ほど経った頃 彼は覚せい剤で逮捕されて退学処分になった。それ以降は噂も聞いていない。今もどうするべきだったと思い返してしまう。教授の意向を忖度して、彼にプレッシャーを掛けてしまったかもと・・考えてしまう。

今も連絡を取り合う同級生なのだが、彼は当時出てきたパソコンにのめり込み、大学を中退してパソコン屋さんに就職した。いろいろあったが・・今も付き合っている。NTTの関連会社に中途入社後、定年となった後 地元の企業を相手にシステムの相談などの仕事をしている。孫も2年ほど前に2人目が生まれ、「じじ馬鹿」のようである。彼も別の新聞社の奨学金を受けて、新聞配達をしていた。

引きこもりの方を どう支援して脱出させるのかは知らないが、最終的には自身の一歩が大事であると思う。

こうやって隠居生活をしていると、家庭菜園とブログが毎日の日課となっているのが、日々のアクセントになっていることに気付く。家庭菜園の植物も日々変化して・・お世話は欠かせない。また 皆様をおじさんのボヤキのようなブログに付き合せて・・読んで頂いていること 感謝に堪えません。ありがとうございます。

人間 覚悟を決めて、日々繰り返すことと思う。同時に大事なことは 如何に孤独と上手く付き合うかのように思う。おナマな言い方であるが、大半の人々は生まれるのも一人、死ぬのも一人なのは仕方ないことです。

引き返す

もうひとつ友人達とおじさんの経過を見ていると、朝起きて 決まった仕事をすることが大事と思う。引き返せた人間は生活が掛かるというか?無理して仕事しないではいられない環境と覚悟があったからと思う。それから 無理をしている際の周囲の助けも大事と思う。おじさんは大学の教授、友人はパソコン屋の社長であった。スピンアウトした奴にはそんな方がいなかったようである。

高校生以下などでは 引きこもりからの脱出は難しいと思う。親が経済的にもカバーするので、ご飯を食べられない現実の切実さが理解できない。社会人でも親が立派な方なら・・同じかな。

ひきこもり話とは少し変わるが、勤めていた会社の後輩がうつ病となり工場に配置転換となったことがある。おじさんの大学の後輩でもあり、原因は尼崎の電車脱線事故で兄が亡くなり、突然両親のことが肩に乗ってきたのが原因だった。おじさんの同期の一人が人事に居たので、肩たたきせずに 実家もあり顔なじみのいる事業所勤務になるよう尽力したらしい。後日部下として面倒を見ていた2歳違いの上司からは、会社に出勤しているのだけど、姿が見えないことを黙ってカバーしていたと聞いた。後日 彼も回復し普通に勤めた。今年から役職には上がれなかったので、地位は嘱託もしくは子会社出向と、先日の同期会で話を聞いた。

引き返せるか返せないか みんな周囲の人との「縁・力」が大きいと思う。ゴルフ同様 人は弱いゆえにメンバーに恵まれることが大事である。

投稿者

おじさん

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